猫の舌に見られたら要注意!4つの兆候
舌の異常に気づいた場合は、早急に獣医師の診察を受けることをお勧めします。
定期的な口腔内のチェックを行い、異変に気づいたらすぐに対応することが、愛猫の健康を守るためには非常に重要です。
猫の舌にいつもと違う異常を発見した場合、その原因や疑う病気について解説します。
1.舌が赤くなっている
舌が真っ赤に見える、痛みでよだれを多くたらすなどの症状が見られる場合、舌炎や潰瘍がある可能性があります。
これらはカリシウイルス感染症などのウイルスが原因で起こることが多いです。
2.舌の色が白い
舌の色が白い場合は貧血や循環不全の可能性があります。舌だけでなく、口腔内全体や、鼻の色も白く見えることがあります。低酸素状態の場合は舌が青紫に見えることもあります。
3.舌が腫れている・出血している
歯肉だけでなく舌や喉の奥まで炎症が出ることがあり、赤くなる、腫れる、潰瘍、出血などの症状が見られることがあります。
原因としては感染症、口内炎や歯周病、免疫疾患、腎臓病、糖尿病、腫瘍などが考えられますが、確定診断には獣医師による診察が必要です。
4.舌に黒い斑点がある
舌に黒い斑点がある場合、ただの色素沈着の可能性もありますが、斑点が急に大きくなっている場合は悪性腫瘍の可能性もあります。
猫の口腔内腫瘍は悪性度が高いものが多く、発見から数ヶ月で亡くなるケースも多いです。口腔内に異常を認めた場合は、早めに獣医師へ相談しましょう。
猫の口内チェック方法
日頃からチェックしておきたい猫の口内ですが、突然口の周りを触ったり覗き込むのは抵抗されることも。猫に嫌がらせずに口内をチェックするコツをご紹介します。
猫をリラックスさせる
まずは猫がリラックスしている状態を作り出します。
猫が安心している時、例えば十分に遊んだ後のリラックスタイムや撫でている時などに口の中をチェックすると良いでしょう。
突然口の中を見ようとすると猫は驚いて嫌がることがあるので、まずは口元に触れることから始め、徐々に口の中を見る行為に慣れさせていきます。
ガーゼを使う
指を使うと噛まれるリスクがありますので、ガーゼを使って優しく歯や歯茎を拭くことから始めると良いでしょう。
これにより、猫が口の中に触れられることに慣れていきます。
報酬を与える
口の中をチェックした後には、おやつや好きな遊びをして報酬を与えることで、次回からの抵抗を減らすことが期待できます。
まとめ
猫の舌に異常が見られる場合、カリシウイルス感染症などのウイルス感染や、口腔内の病気、全身の病気からの影響など、さまざまな要因が考えられます。
愛猫の健康管理のためにも、いつもと違う様子を見つけたら早めに動物病院を受診しましょう。
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