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猫はなぜ引っかくの?知っておきたい『猫引っかき病』について



2017年11月9日、毎日新聞の記事によると、熊本県御船町に住む松本真弓子さん(無職・82歳)が顔に多数の切り傷を負う重傷で見つかりました。



松本さんは寝たきりで会話もできない状態で、一時は犯罪事件かと思われましたが、実は犯人は近所に住む野良猫に襲われた可能性のあるとか。



寝たきりの女性をなぜ猫が引っかいたのか?そもそも猫はなぜ引っかくのでしょうか?猫と暮らしている方なら、一度は猫に引っかかれた事があるはず。



今回は、猫が引っかく主な理由と、猫引っかき病についてご紹介します。



 

■猫が引っかく主な理由




猫は争いを好まない平和主義。猫同士で喧嘩をしても、相手が逃げれば深追いはしません。猫が引っかくとしたら、必ず理由があります。



主に考えられる理由として、



・遊びに夢中になってつい引っかいてしまう時

・攻撃されて防御する時

・自分の縄張りを示すマーキング行為の時

・痛みや恐怖を感じた時

・母猫が子どもを守ろうとする時

・餌や縄張りを争う時

・獲物を捕まえようとする時

・イライラして八つ当たりしたい時(転嫁性攻撃行動)

・飼い主さんに触られすぎてイライラした時(愛撫誘発性攻撃行動)

・病気になった時(甲状腺機能低下症 てんかん、脳腫瘍、視覚障害、聴覚障害など)



が考えられます。



 

■猫引っかき病とは






これはその名の通り、猫に引っかかかれて起こる病気です。バルトネラ・ヘンセラ菌という病原菌が、猫に咬まれたり引っかかれたりすることによって傷口から人間に感染します。



日本に住む猫のうち、およそ9から15%の猫がこの菌を保有していると言われています。完全室内飼いの猫には少なく、他の猫と接触の多いオス猫や野良猫に多い傾向があります。



生後6か月以内の仔ネコや3歳未満の若い猫は注意した方が良いでしょう。また、バルトネラ・ヘンセラ菌という病原菌は猫以外でも犬やサルからの感染も報告されています。



この病気に感染すると、数日から数週間くらい潜伏期間がありますが、引っかかれた所が虫刺されの様に赤く腫れてズキズキします。人によって発熱や倦怠感、関節痛などの症状が出ることもあります。



この病気は自然に治癒することも多いですが、免疫力の落ちた高齢者の方が引っかかれたりすると重症化して麻痺や脊髄障害になることもあると報告されています。





いかがですか。実は私もこの猫引っかき病にかかった事があります。引っかかれたのではなく、咬み傷が数日たってから赤く腫れ上がってズキズキしたため、近所の内科に行ったところ、抗生物質を処方されて1週間程度で完治しました。



似たような病気にパスチレラ症やトキソプラズマ症があります。猫に引っかかれて数日間ズキズキが消えないようなら、念のため病院で診察してもらった方が安心かも知れません。
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