
西武の育成ドラフト6位、福尾遥真内野手(19)が24日、ベルーナドームでの2軍楽天戦の試合前練習に参加した。
2軍練習への参加はこの日で3度目。黒田コーチが見守る中、ノックなどで汗を流した。
学法石川(福島)から入団して1年目。「自分の中でまだこれ、という武器がないので。1つ特長を作れれば。(打席での)コンタクトや、プレーのスピードにはこだわっていきたいです」とした。
故障者の発生などもあり、3軍戦では4月下旬以降、10試合連続でスタメン出場することもあった。
主に「9番二塁」で、打率も2割8分台に。「ただ(高卒同期の)オケムは3割打っているので、自分としては3軍戦でまず3割を打ちたいというのはあります」と思いを口にする。
ただ故障者の復帰などもあり、最近はスタメン機会が減ってきてはいた。「悔しさはあります。誰がいる中でもどんどん試合に出て行きたいです」と高卒1年目=肉体強化とは捉えず、高い意識で技術強化を図っている。
入団時には今田美桜の写真集を持参したことと、端正なマスクでも話題になった。「特に意識をしているわけではないです」というものの、スイングの形はチームの先輩である源田にも似ている。2軍練習に混じっても大きな違和感はない。着実に力を付けていく。【金子真仁】