猫にじっと見つめられている時。嬉しい半面、果たして「おやつ」か「おもちゃ」か「トイレを掃除して欲しい」のか猫の気持ちをアレコレ推測してしまいませんか?
さっき遊んだばかりなのにじゃれついてくる、なんだか今日はあまりノリが悪い。そんな時の猫はどんな気持ちなのでしょうか?
言葉が喋れない猫。猫の気持ちを読み取るサインは「目・耳・ひげ」そしてシッポです。今回は「目・耳・ひげ」を使って発するボディランゲージからわかる猫の気持ちについて調べてみました。
■目からわかる猫の気持ち
猫の瞳孔は人間のおよそ3倍まで大きくなるといいます。光の感度は人間の6倍。「タペタム」と呼ばれる反射層があるので、効率よく光を集め、暗い場所でもぶつかることなく移動できます。
その分視力は悪く、0,2から0,3程度。青や黄色は認識できますが、赤色は黒っぽく見えるようです。
そんな猫の目が、
・瞳孔がまん丸な時:興味、興奮、不安、恐怖を感じている
・瞳孔が中位の時:リラックス中
・瞳孔が針のような時:警戒、嫌悪感、もしくはリラックス
という気持ちを表しています。しかし猫の瞳孔は光によっても変化するので、よく他のサインと合わせて猫の気持ちを推測してみてください。
■耳からわかる猫の気持ち
この3つの中で、一番「ネコゴコロ」がわかりやすいのが耳です。あまり当たり外れがないので覚えておくと良いでしょう。
・耳がピンと立っている時:興味津々。好奇心旺盛。ご機嫌です。
・耳が水平になっている時:警戒、緊張している
・耳が垂れ下がっている時:恐怖、不安を感じている
■ひげからわかる猫の気持ち
ちょっとわかりにくい小さなサインですが、猫のひげを見ても猫の気持ちが推測できます。体調が悪い時のサインとも関わるので、注意して観察してみてください。
・ひげが顔の前方を向いている時:興味津々、遊びたい
・ひげが顔に張り付いている時:びっくりしている、好奇心
・ひげが顔の前でピンと張っている時:恐怖、不安
いかがですか。猫の気持ちを読み取るサインは「目・耳・ひげ」の3つ。しかし場合によってはこのサインは反対の時にも反応することがあります。そんな時は、目とシッポ、ひげと耳など「複数のサイン」を同時に読み取って猫の気持ちを推測してみてください。
大事なポイントとして、このサインは猫の不調なときにも役に立ちます。顔とシッポを下げてトボトボと歩く、ずっと頭を下げていたり、かかとをつけて歩いているのも病気のサインの場合があります。
猫は病気を隠したがる動物です。飼い主さんは日頃からよく猫の発するボディランゲージを読み取って、病気の早期発見ができるようにしておくと安心ですよね。