愛猫のケア。中でも一番大変なのが猫の「歯磨き」と「爪切り」ではないでしょうか。昔テレビの番組『探偵!ナイトスクープ 』で、「猫の爪切り大作戦!」という放送がありました。
こちらのハナちゃんは大の爪切り嫌い。子猫の時に1度切っただけで、それから1度も爪を切らせてくれないとか。動物病院の先生も、
「これは麻酔して爪を切るしかない」
と言っていたそうです。犬派の松村さんが自宅に伺って孤軍奮闘していましたが、相当手強い猫でした。
きっと世の中にはこんな風に猫の爪切りで悩んでいる飼い主さんは多いのでは?
今回は、ちょっとした一工夫であっという間に爪が切れる、猫の爪切りの裏技をご紹介しましょう。
■猫の全身を洗濯ネットに入れてバスタオルで包む
猫は全身を包んであげると大人しくなる習性があります。動物病院へ行くのが嫌いな猫の場合でも、キャリーをすっぽりと毛布などで包むと猫は落ち着きますよね。
猫が暴れる場合は洗濯ネットに入れ、猫の全身をバスタオルで包んであげて、足だけ出して爪を切ると良いでしょう。
普通の100均一ショップで購入するならやや大きめのサイズが良いかも。あまり小さいと猫が逆に不安になって余計に暴れてしまいます。
オススメは猫壱の「落ち着くネット」です。これは本当に万能。大きさも65cmx55cmとゆったりサイズ。開いている穴も0.5cmと大きめですから、猫も不安を感じないようです。
また、この猫壱の「落ち着くネット」は色がブラック。私は白い洗濯ネットでも試してみましたが、断然この黒い色の方が愛猫は落ち着いて入っていました。
万が一の防災グッズとしても1つあると役に立つはず。さっと捕まえてこのネットに入れる方が、キャリーに入れるよりも簡単です。
■猫の首を挟む
猫の首の後ろ側。猫が交尾をする時、オス猫は必ずメス猫の首の後ろを噛んで大人しくさせていますよね。
その要領を真似して、猫の爪を切る時に、猫の首の後ろ側を洗濯バサミなどで一時的に挟んでおくと、猫は大人しくなるといいます。
しかしこれは嫌がる猫もいるはず。決して無理にやらないで下さいね。
■おやつをあげながら爪を切る
これは私がいつもやっている方法です。まず息子の膝に愛猫のカイトを抱っこさせます。
カイトの好きな液体状のおやつちゅーるを持たせ、ほんの少しずつ出るようにして猫に与えます。
猫が夢中になっておやつをペロペロしている間に、素早く爪を切ってしまう、という方法です。
これは一人ではちょっと難しいので二人でやることをお勧めしますが、だんだんと猫が慣れてくると「爪を切る=美味しいおやつが食べられる」と脳内にインプットされるらしく、だんだんと爪を切っても嫌がらなくなります。そうなったら一人でも楽々猫の爪が切れるでしょう。
いかがですか。猫の爪切り。あまり伸ばしたままだと「巻爪」などになりやすいそうです。爪とぎはとても大切。よかったらこの3つの方法を参考にして下さいね。