愛猫の体をモミモミ。ウンウン、ちゃんと肋骨がなんとか触れるみたい。よかった、我が家の猫はそんなに太っていないようです。
冬のニャンコ。なんだか顔が丸くなり、被毛もみっしり。そのせいか、
「あれ?もしかして太った?」
と猫の顔をマジマジと見てしまうこともシバシバ。しかも冬の猫は食欲も旺盛になる気がしませんか?
動物は冬になると本能的に皮下脂肪を溜め込むために食事の量が増える傾向があります。体温を維持するためには、冬はエネルギーを蓄える必要があるからです。
猫の食事、もしかして季節ごとに量を調整すべきでしょうか?冬はご飯の回数も増やすべき?
今回は猫のご飯についてのみんなの悩みを調べてみました。
■猫の1日の食事回数はどれくらい?
猫はもともと虫やネズミなどをハンティングして自給自足できる動物。小さな獲物を日に何度も捕獲して食べていました。
そのため1度に大量に食べるというより、フードは1日に何回も分けて与える方がオススメです。
そしてご飯の器が空になると、猫は夜中でも飼い主を起こす傾向があります。
夜中に何度も起こされたくないなら、日中に3~4回分けて与えた後、できれば夜中のご飯も準備してあげると飼い主は安眠できるのではないでしょうか。
■冬はご飯の量を増やすべき?
猫を飼っていると分かりますが、やはり季節によって食欲に変化があるような気がします。暑い真夏日はあまり食べずに昼寝を好みます。春と秋は猫にとって繁殖シーズンですが、避妊、去勢を済ませた猫はそれほど影響されないかも。
やはり猫の食欲は冬が一番。被毛も増えて脂肪もつきやすい冬は猫もご飯をねだる回数が増える気がします。
猫が太らないようにダイエット用のフードなどを利用して、1日のカロリーは守りながら、上手にご飯の量を増やしてあげてみてはいかがでしょうか。
■そもそもキャットフードはいつ頃できたの?
もともと猫のご飯といえばネズミ。昔から猫はネズミ退治をするという理由でよく船で人と移動していました。航海中にネズミが足りなくなった時のみ、猫に船員の食事を分けていたと言います。
世界で初めてペットフードが作られたのはイギリス。1900年代にはアメリカでもペットフードは盛んに作られるようになったそうです。
最初のペットフードは「ビスケット」のような形でしたが、そのうちに缶詰が主流になり、1957年にはドライフードの製造が始まりました。
日本で初めてペットフードの会社が設立されたのは1963年。まだ50年足らず。意外ですが、日本でペットフードの歴史はそんなに古くないようです。
いかがですか。猫は基本的に自給自足できる動物。ドッグフードよりも随分後になってからキャットフードが開発されたそうですよ。
猫が野良猫としても生き延びていけるのは、この「自給自足本能」を未だに持っているからかもしれませんね。