猫を大切に思えばこそ、色んな情報をゲットして、より猫の幸せを追求したくなりますよね。
完全室内飼いの猫の場合、猫の生活の質の向上はまさに飼い主の意識次第。飼い主がどれだけ猫のことを考えているかで愛猫の猫ライフは変わっていくはず。
もちろんその猫の性格や体質、育った環境も大切です。そして飼い主はいわゆる「猫あるある」はあまり信じない方がいいかも?
今回は意外に「猫あるある」の話はあまり当てはまらないかも知れない、意外に勘違いしている猫の話題について調べてみました。
■よく聞く猫あるある①:純血種よりも雑種の猫の方が長生きする
「血統書付きの猫よりも、雑種の猫の方が丈夫だよね」
私もなんとなくこの「猫あるある」を信じていました。しかし今まで飼ったことがあるのは雑種ばかり。血統書付きの猫は飼ったことがないので、果たしてこれが正しいかどうかはわかりません。
ある獣医師によると、純血種の猫の場合でも、長寿で寿命を全うする猫も多いといいます。この「猫あるある」の原因は、日本で飼われている猫は圧倒的に雑種の方が多いので、「雑種の強さ」が強調されること、そしてごく一部の純血種の猫が先天性の遺伝疾患を持っていることから、こう思われていると考えられます。
猫が長生きするかどうかは品種は関係ないかも知れません。飼い主との環境がまずは肝心。栄養が十分でストレスがない生活なら、どんな品種の猫でも長生きできそうですよね。
■よく聞く猫あるある②:猫に歯磨きは必要?
100匹以上のシニア(18歳以上)の猫の飼い主にアンケートを取ったところ、なんと「猫に歯磨きをしている」と答えた飼い主は0%だったそうです。
しかし!デンタルケアをしていなかったわけではありません。猫に歯磨きをしなかったのは「猫が嫌がるから」きちんと定期的に病院で歯石を取ってもらったり、歯槽膿漏にならない歯磨きジェルを使用したりとこまめに歯のケアを行う飼い主さんはいました。
猫を長生きさせる飼い主さんは「猫のストレス」を重視し、「猫が嫌がることはしない」をモットーにしているのかも知れません。
■よく聞く猫あるある③:ワクチンは1年に1回は打つべき
猫の飼育の本には、ほぼ必ず猫の予防接種は年に1回やるべきです。と書いてありますが、最近の動物病院では、「猫の健康状態によっては3年に1回でもOK」という先生も増えています。
ただ室内飼いだからワクチン注射は必要ない、という考えは間違っているかも。外からウィルスを持ち込むのは猫ではなく人間です。
人間と暮らす以上、猫はワクチン接種は必須だと考えて良いでしょう。
いかがですか。意外と理由を考えずに「猫の常識」だと思っていた猫あるある。飼い主は勘違いしていたということもあるのでは?
本当は猫自身に聞けると良いですねえ。飼い主は猫と言葉が通じない分、スキンシップをこまめに取って、猫の気持ちを考えてあげてくださいね。