いよいよ今年もあと1ヶ月。早いですねえ。そしてお正月には新年のお参りに行く方も多いでしょう。
神社といえば、おみくじ。特に厄年の人は自分の運勢が気になるのでは?
この厄年、実は平安時代からすでに存在している風習です。厄年にあたる人はその1年間「厄災」が多く、身体的にも不調が出やすいと言われています。
この厄年の過ごし方で寿命も変わる、という人もいます。科学的な根拠は不確かですし、どうして始まったのか起源も曖昧ですが、今もなお根強く信じられている風習ですよね。
実は猫のブリーダーさんや動物病院の先生、そして動物霊園の関係者の人などが口を揃えていう猫の寿命の「節目」になる年齢があると言います。
この年齢はいわば、猫の「厄年」と言っても良いでしょう。猫の厄年は、4歳・7歳・9歳・13歳・15歳の5つ。この年齢にあたる猫ちゃんはちょっと注意した方がいいかも?
今回は、猫の厄年とその年齢で気をつけたい過ごし方についてご紹介しましょう。
■猫の厄年:4歳で気をつけること
猫は4歳までに、重大な遺伝疾患があれば発病すると言います。スコティッシュフォールドなど生まれつきの先天性疾患を持っている猫を飼っている人は気をつけた方が良いでしょう。
また、室内に出すのを許されている猫の場合、4歳は気が一番緩むとき。判断力が鈍って交通事故や喧嘩などで怪我をしやすくなると言います。
■猫の厄年:7歳で気をつけること
猫の7歳は人間なら「更年期」の始まり。次第に活動も緩慢になっていきます。無茶をしない年齢になるともいえますが、この年齢まで体質的に弱い猫の場合は体力も免疫力もさらに下がり、本格的に病気になりやすくなるそうです。
■猫の厄年:9歳で気をつけること
猫の9歳になるとそろそろ生殖能力が衰え始めます。多頭飼育で優位にいた猫の場合は若い猫に順位を譲る年齢です。
猫によっては歯が抜け始めることも。そして腎臓病などを発症しやすくなります。シニアのフードに切り替えるなど、飼い主のケアによって寿命が変わる節目の年です。
■猫の厄年:13歳で気をつけること
この年齢になると急に老化が目立ってきます。オスで11歳、メスで13歳をすぎても元気な猫は、生まれつき内臓が丈夫で長寿になる可能性が高いそうです。
■猫の厄年:15歳で気をつけること
暑さ寒さに敏感になります。体力も低下して寝ている時間が増えます。厳冬期と猛暑期を乗り越えられるかは、猫の体力と飼い主の管理次第。筋肉や骨の量も低下しますからサプリや食事を気をつけるようにしてください。
いかがですか。猫の厄年。なんだか人間同様に猫も老化していきますね。猫の寿命は19~20歳が限界だという意見もありますが、年々猫も寿命が延びています。
猫の寿命は飼い主さんの頑張り次第かも。ぜひ参考にしてくださいね。