2016年11月28日のYahoo!ニュースで悲報が発表されました!
記事タイトルは
<メチル水銀>マグロ過食に注意 妊婦から胎児へ影響 (毎日新聞)
…。あの東日本大震災から、じわじわと魚の汚染が心配されるニュースを時々目にしていましたが、今回のように名指しで「マグロ」が駄目なんて!すごくショックです。
日本人なら誰もが好きであろうお寿司。マグロはお寿司には欠かせない存在です。そして多分、キャットフード業界でも同様なのではないでしょうか。
我が家の愛猫、カイトはマグロが大好物。(もちろん私も)ですから私はキャットフードを選ぶとき、「マグロ味」を最優先に選んでいました。とても残念です(泣)
この毎日新聞のニュースによると、東北大チームの疫学調査でマグロやメカジキなどメチル水銀を比較的多く含む魚介類を妊婦が食べ過ぎると、生まれた子の運動機能や知能の発達に悪影響が出るリスクが増すことがわかったそうです。人が駄目なら、もちろん猫にも悪そうですよね。
魚をよく食べていると考えられる東北地方沿岸の母子約800組の母親の出産時の毛髪に含まれるメチル水銀濃度を測定したところ、濃度が10ppmを超える母親もいたとか。
■特に男の子に影響
出典
この調査では、母親が濃度が高かった子供は、1歳半時点で実施した「ベイリー検査」という運動機能の発達の指標の点数が約5%低く、3歳半時点の知能指数検査では男児のみ約10%の差があったそうです。このメチル水銀濃度の影響は、海外の研究によると男児の方が影響を受けやすいことがわかっているそうです。
■猫に魚は危険?
出典
もともと猫は魚を食べない動物です。祖先のリビアヤマネコは砂漠に住んでいましたから、猫の主食は魚よりもネズミや鳥、昆虫などだったはずです。
特に魚の中で「青魚」をずっと食べさせていると「黄色脂肪症(イエローファット)」と言われる症状を引き起こします。
青魚には不飽和脂肪酸が多く含まれており、この不飽和脂肪酸によって猫の体内の脂肪が酸化し、黄色く変色することからイエローファットと呼ばれています。
この病気になると、おなかや胸などにしこりができます。痛みから猫は触られるのを嫌がったり、歩行に支障が出ることもあるようです。
他にも煮干しとかつお節には、マグネシウムやリン等のミネラルが豊富に含まれていて、あげすぎると成猫では尿のPHがアルカリ性に傾くために尿結石の原因になると言われています。
マグロ、青魚、煮干しとかつお節…残念ですが、やはり猫には魚の与えすぎは危険かもしれませんね。
いかがですか。猫に一番良い食べ物とはやはり魚よりも肉の方がオススメかもしれません。養老孟司さんの愛猫、スコティッシュフォールドのまるちゃんはマヨネーズをつけた鶏肉が大好きだそうです。
マグロが駄目でマヨネーズは猫にあげても大丈夫だなんて、ちょっと不思議です。しかし海外では猫には肉が主流。これからは日本のキャットフードも材料が変わっていくかもしれませんね。