子猫にはたくさん寝かせて、食べさせてあげよう

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ある飼い主さんが「子猫が全然餌を食べてくれない!」と涙ながらに訴えてきたことがあります。
その話を聞いてみると、「なるほど、それじゃあ子猫は、なかなか餌を食べてくれませんよ。」とアドバイスしたことがあります。
飼い主さんの話を聞いてみて、特徴が一つあるんです。
それは常に子猫と遊んでばかりいる点です。
可愛い子猫と遊ぶことがどうして食事と関係があるんでしょうか。
いっぱい遊んでお腹が減って食欲もわくなんて発想を抱いてしまったあなたは子猫にとって本当に重要なことをしっかり抑えておく必要がありそうですよ。
じつは子猫にとって遊ぶこと以上に大事なことがあるんです。
それは睡眠です。
子猫の平均睡眠時間は、生後3か月くらいまでは、下手すると20時間近くになります。
つまり、1日の大半は寝て過ごすのが普通なんです。
寝る子は育つなんて言葉がありますが子猫にはまさに当てはまるんですね。
ところが、初めて子猫を迎え入れた飼い主さんは、この大事なことを知らないために愛らしい子猫といっぱい遊んであげようと考えてしまいます。
動機は良いのかもしれませんがこれでは子猫の寝る時間がまったく足らず食欲もわいてこなくなってしまうでしょう。
子猫の正しい育て方は、寝たいだけ寝させて、起きたら食事と水、たまに遊ぶ程度なんですね。
それで起きてるときはほぼ食事のときと考えるようにするのが良いかもしれませんね。
ですから生活の中心に睡眠をしっかり据えてあげるようにしましょう。
そのためには日中でも夜でも快適に寝ることのできるスペースや環境が必要になりますね。
なるべく静かな場所に寝床を作ってあげて大きな音に起きてしまうといった弊害を作らないようにしましょう。
十分に寝てくれれば起きたときにお腹が空いてくれていますのでミルクもたっぷり飲んでくれることでしょう。
そうすればお腹もいっぱいになってまた眠たくなってきて、とその繰り返しのサイクルを踏んでくれるようになりますよ。
可愛い子猫と一緒に触れ合っていたいのが親心というものかもしれませんが、子猫の基本は一に睡眠二に睡眠と覚えておきましょう。
子猫の可愛い寝顔を見てるだけでも癒されるものですよ。
子猫に与える餌の量・回数の計算式

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猫の餌を与える基準となるのはカロリー計算になるでしょう。
通常の猫であれば、猫の体重に30を掛けてさらに70を足します。
例えば3kgの猫であれば160Kcalが一日のエネルギー量になります。
とはいえ猫といっても活発な猫もいればあまり動かない猫もいますのでそれぞれの活動に合わせてカロリーを計算して餌を与える量を決めてあげることが必要です。
そうしないと計算上は問題なくても餌を与えすぎによる太りすぎが生じてしまうかもしれません。
それで、例えば子猫の段階でこれから成長を見込んでいるケースであれば先ほどの計算式にさらに2.5を掛けるようにしましょう。
そうすることで活発な猫のカロリー消費に合わせて十分な餌を用意することができます。
肥満気味の猫であれば通常のカロリー計算式だけで十分でしょう。
これらの計算式で出すことのできたカロリー量は一日に必要なエネルギー摂取量となりますので、一日に何回食事を与えるかで割る必要があります。
一日4回であれば4で割ります。
そして一回のカロリーが出たら次にキャットフードのメーカーごとに出されている100グラム当たりの熱量を確認します。
その値を必要なエネルギー量になるように計算して一回の量を決めることができるでしょう。
とはいえ熱分解は猫によってさまざまであることは理解しておきましょう。
計算上は合っていてもブクブクと太ってしまうこともあるかもしれません。
見た目の猫の形状も把握しながら餌を与える量を決めていくのも良い方法です。
適正な子猫の餌の量は?

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一概に“子猫”と呼んではいますが、いつからいつまでが子猫と呼べる時期なんでしょうか。
この子猫の時期をしっかり把握して置くことでさらに細分化した食事の与え方を理解することができますよ。
では一体いつまでがその期間なのか知っておきましょう。
おおよそ子猫は4~6ヶ月程で成猫と同じような体格になってきます。
メス猫であれば発情期を迎えるようになり妊娠も可能になってくる時期です。
なので、子猫の期間は0~6ヶ月程を言います。
この期間は子猫の成長期間ともいえますので体が大きくなるスピードに合わせ餌の与え方も考えなくてはなりません。
しかしだからと言って「おなか一杯たべさせよう!」とするのは大きな間違いです。
その理由は子猫の消化器官にあります。
6か月までの子猫の消化器官は未成熟なので、あまり多く食べさせると、消化不良になってしまいます。
そうなるとせっかく食べているのに食物の栄養素が体の中に吸収されずに体の外へ出てしまうことになります。
そうなってしまうと子猫の餌代が大幅に無駄になってしまいますし子猫そのものも体調を崩してしまいかねません。
消化不良ですと下痢をするようになってしまいます。
これは悪循環になってしまうのでお腹いっぱいに食べさせるという発想よりも成長に合わせた食事の量をきちんと計算して与えてあげることの方が子猫の発育に良い影響を与えるといえるでしょう。
子猫が0~2か月の時
生まれてまだ数日の子猫は目が見えませんが、すでにその時からお母さんのおっぱいを探し始めます。
三日もたてば前足がしっかり動くようになりお母さんのミルクも一生懸命飲むようになりますよ。
その時期は粉ミルクでも構いませんが、できれば母乳を飲ませたほうがよいでしょう。
母乳には免疫抗体が含まれていますので子猫を細菌やウイルスといった外敵から守ってくれる働きをしてくれます。
どうしても免疫力の弱い時期の子猫は病気にかかってしまうと死に至る危険がありますのでお母さん猫のお乳は欠かせないといえます。
もちろん猫用ミルクでも高脂肪で高たんぱく質になっていますので子猫の成長に必要な栄養を取ることができますよ。
ひと月もすればだんだんとまぶたが開き始め、耳が聞こえ始めるようになり、歯も生え始めます。
そのころからはミルクだけでなく離乳食を始めることができるよになります。
それでペットショップから購入したばかりの子猫は、スタッフから「まだ離乳食ですよ」と教わるかと思います。
その量以上はあげられません。
必ず体温を下げないように、温かい状態で餌をふやかして与えます。
子猫が生後2~3か月の時
このころになると離乳食がメインになってくるでしょう。
基本的に50gくらいが一日の摂取量となります。
子猫といっても体重の個体差はありますので猫の頭のサイズが一日に与えたい餌の量と見極めることができます。
できればこの時期は一回の食事の栄養吸収量が少ないため一度にたくさん与えるのではなく日に何度か餌を与えることでまんべんなく栄養を吸収できるようにしてあげましょう。
一日三回の食事が理想的ですが一日二回でも構いません。
飼い主のライフサイクルに合わせて食事回数を決めてもよいでしょう。
子猫が生後4~6か月の時
餌を食べなくなるように見えるのが、離乳食から離れて、カリカリの餌を与える時期です。
この頃は、粉ミルクをドライフードに振りかけたりしますが、その量は想像以上に少ないです。
目安は完全に食べきる量ですね。
器いっぱいに与える必要はなく、アメリカン・ショートヘアーの子猫のような一般的な体系の猫なら、カレーを食べるスプーン1.5杯程度で充分です。
子猫に餌を与える回数と種類は?

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子猫といってもお腹が減りますので毎日きちんとミルクや離乳食を与えなければなりません。
とはいえ一日何回与えればよいのでしょうか。
また一回の量はどれくらいがよいでしょうか。
そして食事の種類は何種類あってもかまわないでしょうか。
こうした点についても正しい理解を深めておくなら子猫の体調を崩さずに体重を増やしていけますし、健康的な成長を促していくことができるでしょう。
授乳期のミルク
産まれて一週間ぐらいは2時間ごとにミルクを与えるようにします。
一回の量は10ccで十分でしょう。
2週間目にはいれば3時間ごとに15ccの量を与えるようにしていきます。
3週間経過したら4時間ごとに子猫が飲みたい分だけ与えるようにしていけるでしょう。
1か月もすれば離乳食が始まりますので徐々に離乳食の量を増やしていきミルクの量を減らしていきます。
食事を与える順番は離乳食が先でそれが終わってからミルクを与えるようにしましょう。
ミルクを先に与えてしまうとそれでお腹が満たされてしまいいつまでたってもミルクはなれができ無くなってしまいます。
またミルクメーカーが子猫の発育に合わせたミルク量を指定している場合がありますのでそちらの指示に従って量を定めてあげるのが良いでしょう。
とくにミルクの時期は体重が右肩上がりに上がっていかないと成長に悪影響を与えかねませんので体重を意識することが必要です。
とはいえ飲む量が少ないからといって無理やり飲ませることはしないようにしましょう。
結局飲ませても下痢を引き起こしてしまい栄養が身体にいきわたらない可能性もあります。
子猫が飲む分でとどめておいてたくさん飲むときには量を増やしてあげる意識で与えていくようにするとよいでしょう。
しかしあまりにミルクを与える回数が少なくなってしまうと栄養不足となってしまいますので一日に必要なミルクの量は与えるようにすることが大切です。
無理やり飲ませることはしませんが必要な量を与えるのは大変な作業ですし2~3時間ごとに与えるのは楽なことではありません。
根気のいる時期ともいえるでしょう。
離乳食は?

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まず、6~8週からは子猫用のミルクからキトン用の餌に切り替えていきます。
ここでの注意は一回の量をキッチンスケールで計って与える事です。
市販のフードパウチや袋の裏面には月齢に合わせた適量の記載 があるので参考になると思います。
そして、1日3回と考えるべきではなく、「量より回数」と覚えておきましょう。
大人になると回数が減ります。
子猫は食べきる量が多ければ3回、少なければ5回でも大丈夫です。
子猫の内臓を考えると、3回以下にするのは考えものですね。
食べてくれないときは、恐らく一度に与える餌の量が多すぎるからです。
まだ離乳食が完全ではない場合も同様です。
餌のベースはドライキトンフードで、缶詰はつかいません。
最初は離乳食に粉ミルクを溶かして温かくふやかし与えます。
なるべくペースト状にしてあげて食べやすいようにしてあげると喜んでたべてくれますよ。
その後少しづつ固形に近付けていくことで徐々にドライフードにも挑戦していくことができるようになります。
とはいえ多種類を一度に与えるように方法を取ると猫は食べたいものだけを選んで食べるようになってしまいますので、かえって偏食になってしまいます。
それで猫の好き嫌いは確かにありますが栄養過多にならないようバランスの取れた食事になるように注意してください。
ドライフードに切り替える時期
子猫期の節目となる1~2ヶ月くらいになると乳歯が生え始めるようになります。
乳歯であっても生えてくればドライフードは食べることができます。
しかし離乳食からドライいフードにいきなり変えてしまうと固い食事に子猫が驚いてしまいうまく食べることができないでしょう。
それで徐々に切り替えていくのが理想的といえるでしょう。
2か月を過ぎればミルクからウェットフードと呼ばれる離乳食を始めることができます。
噛む力がなくても柔らかいフードであれば噛まずに飲み込むことができるのでこの時期の食事としては理想的です。
しかしいつまでも柔らかいままの食事にせず、少しずつ固めの食事にしていきます。
4か月もすれば“歯の生え変わり”が見られるようになり、この頃から柔らかめの餌から徐々に硬いドライフードに移行していくことができます。
この時期では可能であれば完全なドライフードを与える時期にしていってもよいでしょう。
もし下痢をしているなどといった症状が続いているようなら一旦ウェットフードに切り替えて消化を良くしてあげましょう。
そして下痢が収まったらまたドライフードを与えるようにします。
ドライフードはなれないと消化するのが大変なので一度に与える量を少なめにして一日に与える回数を多くすると良いでしょう。
2か月くらいであれば一日4回与えます。
これを半年ほどかけながら一日2回程度にまで回数を減らしていきます。
その分一度の食事の量は多くしていきます。
体重も大切ですのであまり増えていかないようでしたら量を増やしたり回数を多くするといった工夫をすることができるでしょう。
もしいつまでも柔らかい餌を与え続けてししまうと、歯と歯の間に挟まって取れなくなって虫歯の原因になることがあります。
また噛む力がなかなか付かず、顎の発達に悪影響が出たりすることもあるでしょう。
ですからドライフードが役割は結構重要で、歯が生えてきたようならなるべく早く固めの食事に切り替えていくようにしましょう。
子猫がどうしても餌を食べてくれないときは?

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ミルクからの移行期間は飼い主の思うとおりには離乳食を食べてくれない子猫もいるものです。
とはいえ食べないからといって放置してしまえば栄養不足に陥ることは目に見えていますし、いつまでもミルクだけで栄養を与えるわけにもいきません。
それで飼い主の側で工夫を働かせながら最終的にドライフードなどの食事を取ってもらえるようになるまでの努力が必要になってくるでしょう。
とくに子猫の場合はちょっとしたことで食べてくれない場合もありますので、逆に考えればちょっとの工夫で食べてくれるということになります。
それでこれから挙げる工夫を少し働かせてあげることでミルクからドライフードへの脱却を目指していきましょう。
子猫が餌を食べないときの原因
病気などを疑う前に何時間前にどれくらいの餌の量を与えたか?そのときちゃんと温かい餌を与えているか?離乳食は終わっているか?を考えてください。
子猫の病気は、内臓系の場合ほとんどが急性であり、しかも滅多に起こるものではありません。
ですから単に飼育環境に子猫が慣れていないために緊張しているだけかもしれません。
人間も同じですがストレスとなる環境に居ると食欲はわかないものです。
また先住猫が居たりして食事の容器にその猫のにおいが付いていたりすると猫がその容器から食べないことがあります。
自分の食事ではないと認識して食べないことがあるようですので、気になる場合はニオイの付いていない容器に移し替えて与えてみるとよいでしょう。
あるいは単に食事に飽きていることも考えられます。
味にうるさい猫の場合は毎日同じ味が出されるために飽きてしまい食べることをしないこともあるようです。
時折餌のメーカーを変えてみたりして確かめてみることができます。
フードの種類や固さによっても好き嫌いによって食べる場合もあれば食べない場合もあるようです。
こうした点も気に留めておくと良いでしょう。
またドライフードであれば固形の大きさによっても食べてくれないことがあります。
同じメーカーの同じ味でも形や大きさによって食いつきがかわってくることもあるものですよ。
また季節によっても食欲がなくなることもあります。
とくに夏の時期は暑さに猫がやられてしまい食欲が落ちることがあります。
当然病気のために食べ物を受け付けなくなってしまうこともありますので一日食べてくれずに明らかに弱っている様子が見られるならすぐ病院に連れて行ったほうが良いでしょう。
本来ショップに居たとしても子猫はかなり丈夫です。
食事を食べないのは体調不良というわけではなくく、本当に食欲が普通に無い場合も考えられます。
例えば沢山遊びすぎてしまって睡眠の方が食欲より勝ってしまうことがあります。
睡眠不足になっている子猫の場合もやはり寝ることが最優先になってしまうでしょう。
このようなケースの場合は体調不良ではなく優先すべきことが食事ではないといった状況でしょう。
大人の猫であれば別ですが子猫の場合は病気以外の要因がほとんどのようです。
できれば普段から何種類かのメーカーを試して与えるようにさせておきましょう。
そうすることで味を飽きることがありませんし、食事の種類を変えても何でも食べてくれるようになりますよ。
食べ方を工夫して変えながら餌を少しずつ与える
あまり食べない場合は、もしかしたら単に食べ方を知らないだけなのかもしれません。
それで子猫の体温に合わせた温めた餌で、場合によっては粉ミルクを溶かしたお湯でふやかし、指につけて猫の口元に近づけてください。
ちょっと舐めてくれたら、そのまま繰り返し、今度は器を鼻先に近づけてあげましょう。
決して、口を強制的に開けて食事を無理やり与えてはいけません。
子猫は怖がるようになり、かえって食べなくなってしまいます。
また器から食べ始めてくれたら、その様子は必ず離れて観察するようにしましょう。
傍で見つめることはしません。
余り見つめられてしまうとストレスに感じ食事を取らなくなってしまうかもしれません。
ショップでも、子猫の管理は基本的にそんな感じですので家庭でもこの方法を試してみることができます。
野生の子猫は通常だと親猫の食べる姿を真似て食事のとり方を習得していきます。
親がいないと食べ方を学ぶ機会がなくなってしまうのですね。
飼い猫の場合は、「わがまま」でも、「拒食」でもありません。
単に食べ方を知らないだけです。
しかし人間が同じ食べ方を教えることはできませんので、ここで挙げた方法で根気よく回数を増やしてトライしてみてくださいね。
お皿で食べる練習が必要かも?
ミルクから離乳食への切り替えを始める時期はまだまだ足取りのおぼつかない子猫の段階ですからお皿に盛りつけられた食事を上手に食べるのに慣れていません。
それで足取りがある程度しっかりしてくるまでは手で軽く支えてあげるようにしてあげましょう。
そうすることでお皿で食べる練習ができますし、だんだん慣れてきますよ。
とはいえいきなり哺乳瓶からお皿への移行は急すぎるため少しづつ切り替えていくのがベストです。
初めは離乳食を指にとって子猫の口元に持っていきます。
口の中へ入れてあげたりして食べる練習の前に味を覚えてもらいましょう。
その後スプーンに移し替えてお皿の形状になれさせていきます。
最後にお皿で与えるようにすれば徐々に移行していきますので、食欲を満足させるために自らお皿に向かっていくようになりますよ。
哺乳瓶に子猫が慣れてしまうとなかなかお皿での食事に移行しづらいものです。
それでも歯が生え始めるころには哺乳瓶からの卒業を目指しましょう。
歯が生えると哺乳瓶の乳首のところを噛み切ってしまうことがあり飲みづらさを感じてしまうからです。
一に練習二に練習ということでしょうね。
猫にとって「危険」な食べ物とは?

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猫にはおいしいものを与えてあげたくなるものですが、人間にとっておいしいものでも猫には有害になることがあります。
それらの知識がないと最悪死に至るケースもあることからしっかり知識を取り入れておくようjにしましょう。
その代表格はチョコレートです。
チョコレートにはテオブロミンと呼ばれる物質が含まれていますが、猫にとっては有害で、下痢や嘔吐といった症状を引き起こします。
ひどくなると痙攣してしまい飼い主が驚いてしまう現象になってしまいます。
命に関わる事態になることを理解していると決してチョコレートはあげないようにしたいものです。
またチョコレートと同じ原料となるココアもテオブロミンが含まれているので注意しましょう。
さらに魚介類にも注意が必要です。
イカタコエビにはチアミナーゼが含まれておりこの酵素が猫のビタミンB1を摂取しても分解してしまう働きをします。
そのため猫にビタミンB1不足が生じ食欲を失わせ時には骨を変形させてしまうほどです。
とはいえチアミナーゼは熱に弱いため火を通した魚介類にはこの酵素は存在しなくなります。
タウリンも豊富なイカやエビですのでぜひしっかり火を通してから与えるようにしたいものですね。
またネギも猫に与えてはいけない食材の一つといえます。
ネギにはアリルプロピルジスルファイドと呼ばれる物質が含まれていて貧血や血尿また嘔吐を起こしてしまいます。
熱が加わってもなくならない為注意することが必要でしょう。
この物質はネギだけでなく玉ねぎやニラにも含まれていますのでネギ類は基本的に与えないようにしましょう。
ネギだけであれば注意して猫に与えないようにしていられますが、ついうっかりして玉ねぎ入りのハンバーグを与えてしまったりといったミスがあり得ますので十分な注意が必要です。
これらここに挙げた食材はどこの家庭にもあるものですし、家の中で大抵自由に動き回っている猫にとってついうっかり口にしてしまうということがあり得ます。
ですから冷蔵庫の中で保管したり猫が届かない場所に置いておくなどして知らない間に食べてしまうことがないように管理するようにしましょう。
子猫が元気にご飯を食べる動画
実際に子猫が食事をしている動画を見てみることにしましょう。
意外と食べる量が多かったり食欲の具合を確認して見ると自分が飼っている子猫と比較することもできるかも知れませんね。
子猫(生後二ヶ月弱)の食事
二カ月弱ということでまだ四足で立つのがやっとといった感じですが一生懸命に食事を取っている姿が可愛いですね。
子猫赤ちゃん保護 ミルクをいっしょうけんめい飲む姿が最高に可愛い
こちらの動画は哺乳瓶ではなくスポイトで懸命にミルクを飲む子猫の様子をみることができます。
まだ生後数日といったところでしょうか。
やはり上手に飲んでいる感じではありませんが必死なのは伝わってきますね。
まとめ
子猫とひとくくりにしてしまうと食事の種類や量、与える頻度にいたるまで考慮した時に生後どれくらいたったかで全く変わってくることがわかります。
日に日に成長していく子猫ですので温かく見守ってあげながら相応にふさわしい食事を与えてあげるようにしましょう。