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2つの毛色をもつ「バイカラー」猫とは?その特徴やバイカラーが生まれる仕組みを解説


猫が大好きな人にとって、その猫がどんな毛色をもっているかは大切であり、気になる特徴の1つではないでしょうか?

猫の被毛の色はさまざまですが、バイカラー(2色の毛色)の被毛は人気が高いです。大抵の場合はおなかと背中で色が別れており、コントラストが猫の魅力を際立たせてくれます。今回は、そんなバイカラーの猫について徹底的に解説します。

またバイカラーの特徴や、猫がバイカラーで生まれる原因も紹介します。さらに、バイカラーと間違えやすい毛色についても簡単に触れたいと思います。

猫の毛にはいろんな種類があった

グレーと白のバイカラーの猫

pixabay.com

猫の被毛は千差万別であり、そのすべてに個性があります。しかし毛柄は一定の基準で分けられており、私たち人間が判断しやすいようになっています。例えば、被毛の長さや被毛の質で種類を分けられます。また被毛の模様にも、それぞれに名称がついています。

そんな種類分けの中でも、特に分かりやすいものが、毛色による種類分けです。世の中には、単色の猫、2色の猫(バイカラー)、そして3色の猫が存在します。

バイカラーってどんな猫?

最初に猫のバイカラーとはどのようなものなのか、毛色の定義や特徴から解説します。バイカラーとは白色の被毛に他の色が加わった毛色を指します。「バイ」とは「2」を意味する接頭辞「bi-」から来ており、もともとはラテン語でしたが、英語では「バイ」と読みます。つまり、バイカラーという名前は「2つのカラー」を意味します。

ただし、単純に2色と言うわけではなく、冒頭で述べたように白とその他の色が合わさったものに限定されます。また、模様パターンはあってはいけません。

さらに白色が占める割合も大きく関係します。バイカラーという名称になるのは、白色が体の40~60%を占めている場合のみです。60%以上になると「ハイグレード」、40%未満は「ローグレード」と呼ばれます。

ハイグレードの中でも、ほとんどが白色で、頭部と尻尾だけに他の色が入っている猫を「バン」または「バンカラー」と呼びます。

またバンカラーとバイカラーのちょうど中間くらいの割合で他の色が混じっている猫は「ハーレクイン」と呼ばれます。

明確にバイカラーと言える猫はあまり多くありません。バイカラーに近い猫はいますが、白と他の色がちょうど半分に分かれている猫だけがバイカラーと呼ばれるため、白い毛色を持ちながらも該当しない個体は少なくありません。

バイカラーにはいくつのパターンがあるの?

猫

pixabay.com

バイカラーの猫は、白以外でどんな色の被毛をもつのでしょうか?現段階で、大まかなパターンは ・黒×白・グレー×白・茶色×白・クリーム×白 の4つだと言われています。

「黒×白」はよく見かけるパターンであり、大抵のバイカラーの猫はこの組み合わせです。「グレー×白」はまれな色合いですが、黒色が薄くなってグレーになっています。

「茶色×白」は写真ではよく見かけますが、完全な茶白のバイカラーは珍しく、出会えたならかなりレアケースです。

「クリーム×白」は、グレーや茶を薄くした外見パターンです。クリームなので白色との差が分かりづらいのが特徴です。ラグドールなどによく見られます。

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