犬は私たち人間と同じく、とても感情が豊かな生き物です。しかし、人間の言語を話したり、理解したりすることはありません。
ということは、飼い主さんが愛犬ともっと深い関係になりたいのであれば、犬のボディランゲージを理解して、犬の心理に詳しくなってあげる必要があるということです。
犬のボディランゲージの中でも、特に感情を表すのが耳だといわれています。よく観察していると、犬の耳はさまざまな動きをしています。今回は、犬の耳が動いているときの心理と、耳の動きごとの気持ちをご紹介します。
耳がピクピク動いているとき
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犬の耳がピクピクと動いていることがあります。犬はとても聴力が良いので、その耳が動いているということは周囲の音と気持ちが関係しているということです。
また、人間と同じように感情の動きが耳のピクピクに表れることもあります。
好奇心
犬の耳がピクピク動くのは、周囲の状況に興味を抱いている証拠です。何か気になるものを見たり聴いたりしたときに耳が動くのです。
犬としては「もっとたくさんの情報を得たい」と感じているので、周囲から聞こえる音に集中しています。そのために、自然と耳がピクピク動いてしまうのです。
特に、毎日家の中で生活している犬は刺激が少ないため、ちょっとした音などに敏感に反応します。外から聞こえてくる音などに好奇心を抱きやすいのです。
好意をもっている
人間も、興奮や気持ちの高ぶりで鼻や耳がピクピク動くことがあります。同じように犬も、気持ちが高ぶったときに耳が動きます。
特に、飼い主さんなど好きな相手と遊んでいる時や、飼い主さんが外出から帰ってきたときなどに好意があふれ出て、自然と耳が動いてしまうのです。
考え中
犬の耳がせわしなく動いている場合、それは何かを考えていたり迷っていたりする証拠です。脳をフル回転させてどうすべきか考えていたり、感情的に揺れていたりする場合に多いしぐさです。
犬としては困っている場合も多いので、飼い主さんは優しくリラックスさせてあげましょう。