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猫の爪切りや耳掃除には洗濯ネットが便利!使い方や選び方のコツを伝授します


猫のお手入れの基本

猫の爪切り

inxti/shutterstock.com

猫を飼っている方の悩みの一つに、日ごろの猫のお手入れの際に、愛猫が嫌がってしまうためにうまくいかない。というものがあります。愛猫に抵抗されてひっかかれてしまったり噛まれたりして、生傷が絶えないという方もいるかもしれませんね。

猫は基本的にきれい好きの動物のため、自分のことは自分できれいにすることができます。飼い主がすることってあるのかしら?と思われるでしょうか。

はい。必要なんです。基本的には必要ないかもしれませんが、それでも愛猫のお手入れをすることは身体の変化に気づく機会にもなりますし、良いコミュニケーションの機会にもなります。

ですからお手入れはもちろん、愛猫の身体チェックもかねて普段からお手入れをしてあげると良いでしょう。ではどんなお手入れが必要になるのでしょうか?

爪切り

定期的に爪を切ってあげるなら、家の中の柱や壁などで爪とぎされることを防ぐことができます。また爪を切ってあげることで愛猫の鋭い爪に引っかかれる等の被害を防ぐことができます。

特に多頭飼いしている場合は、猫同士でじゃれているときに爪があたってけがをするということもあるかもしれません。そういった被害を防ぐことができるでしょう。

耳掃除

私たち人間はあまり耳掃除が必要ない人、粘着質の耳垢が出るためしょっちゅう耳掃除が必要な人がいますが、猫も同じです。

耳垢が出やすい猫、粘着質の耳垢のタイプの猫は耳の中が汚れることで菌が繁殖し、外耳炎などになりやすいといわれています。特に折れ耳の猫(スコティッシュフォールド)などは通気性が悪くなるため耳の中で菌が繁殖しやすく、耳の病気になりやすいといわれています。

またよく外に行く猫になると、外に出たときにダニが寄生する可能性もあります。耳ダニが入ってしまうとやはり外耳炎などの耳の病気になりやすいため、定期的な耳掃除はかかせません。

歯磨き

実は「歯周病」を患う猫は多く、80%が歯周病だともいわれるほど、口内トラブルを抱えている猫は多いのです。特にシニア期に入った猫は要注意です。

歯周病になると口臭が気になったり、歯茎や歯が弱くなってご飯が食べにくくなり体力が低下したりするようになることもあります。また治療の際には全身麻酔が必要になることもあって猫への負担が大きくなります。こうならないためにも子猫の時から定期的な歯磨きが必要になります。

肛門嚢絞り

猫は嫌な目に合うとお尻から臭い液を出すことがありますが、これは肛門の周りにあるニオイ袋から出る分泌物です。

普通はうんちと一緒に排出されるのですが、ストレスがたまっていたり下痢や便秘、高齢など様々な要素によってこの分泌物が出ないでいたりすると、ニオイ袋の中にたまっていきます。

そのままにしておくと細菌感染を起こし肛門嚢炎を起こすこともあるので、定期的に肛門嚢を絞って分泌物を出してあげましょう。

他にも目やにをきれいにしてあげたり、シャンプーをしたりなどいろいろなお手入れがあります。

お手入れに使える道具

ジッパーの中から顔を出す猫

Andrey_Kuzmin/shutterstock.com

ここまで猫に必要なお手入れをいくつか紹介してきましたが、お手入れが必要なことは分かっていても、勝手気ままな猫のお手入れは決して楽ではありません。たいていの猫は飼い主の思い通りには動いてくれません。暴れて噛みついてきたり引っかかれたりなんてこともあります。

そんなときに便利なグッズがあります。なんと私たちの身近にある道具を利用することができちゃうんです。それは「洗濯ネット」です!

インターネットで見ていると、実に多くの方が猫のお手入れ時に洗濯ネットをうまく活用しています。中には動物病院でも洗濯ネットを使っているというところもありました。洗濯ネットはとっても活躍してくれる便利アイテムの一つなんですよ。

どうして洗濯ネットが便利なの?

まず洗濯ネットは安いですし、サイズや形もいろいろありますし、なんと言っても手に入れやすいアイテムなのがいいですよね。

こんな便利な洗濯ネットの中に猫を入れると、なんと猫がおとなしくなるといわれているのです。どうして猫は洗濯ネットに入れられるとおとなしくなるのでしょうか?

・安心感がある
猫が洗濯ネットに入るとおとなしくなる一番の理由は「安心感」です。猫は狭い箱の中や袋の中を好んで入ることがありますが、これは狭いところが好きだからです。

なぜなら猫は野生で生きていたころ、敵に襲われないように、また獲物に気づかれないように茂みの中に身を潜めることが多かったようです。ですからこうした狭いところは猫にとって「安心できる空間」ということができるのです。

そのため洗濯ネットの中も狭い安心できる空間になり、しかも体がくるまれているという感覚も猫に安心感を与えるようです。そのため安心しておとなしくなるのでしょう。

・通気性がよい
洗濯ネットのメリットには通気性の良さもあります。たいていの洗濯ネットは網状になっているので通気性がよく、息苦しくなることがありません。

もちろん洗濯ネットに入れたからといって猫のストレスがなくなるわけではありませんが、パニックを起こして大暴れという事態は避けられるでしょう。


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