猫毛フェルトとは?
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みなさんは今話題の猫毛フェルトをご存知ですか?その名前の通り、愛猫の毛を集めて人形を作ることです。
愛猫家たちの間ではすでに定番となっており、愛猫の分身のような可愛い人形を作ってSNSなどにアップしている方が多くいます。そこでこの記事では、猫毛フェルトの作り方について解説していきたいと思います。
さっそく作り方をみていきましょう。
猫毛で出来ることとは?
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手芸好きの方の中では、猫毛を使った手芸が注目されています。猫毛を使って様々なものを作ることができます。いくつかご紹介しましょう。
ふわふわの毛玉ボール
猫毛フェルト初心者にオススメの作品は、愛猫のおもちゃに最適なまんまるの毛玉ボールです。
猫は自分のにおいがするおもちゃなので最初は不思議そうな表情をみせるかもしれませんが、毛玉ボールが転がすと無我夢中で追いかけていきます。
また、ふわふわの毛玉ボールは、チャームやアクセサリーのパーツとして使ってもオシャレです。このふわふわ毛玉ボールには、2通りの作り方があります。
一つは羊毛フェルトのようにニードルを使ってチクチクと刺しボールを作る方法と、もう一つは猫の抜け毛をお湯と洗剤液に浸しながら固めていく方法です。
ニードルを使って作る毛玉ボールは、猫毛を数束に分けて、ひとつを巻きつけていくようにニードルを刺しながら丸いボールの形にしていきます。
何度も刺すことで毛が絡み合ってフェルト化し、ふわふわの毛玉ボールに仕上がります。
一方、お湯を使って作るふわふわの毛玉ボールは、初めに芯となる球を作ったら、洗剤を数滴垂らしたぬるま湯の中に浸し、手のひらを使って丸くしていきます。
濡れた状態の毛はとてもデリケートなので、優しく丸めながら作ることがポイントです。その後、水気がなくなってきたら、強めに激しく丸めていきます。そうすることで毛が絡み合い、フェルト化していきます。
自分が作りたい大きさになるまで少しずつ毛を追加し、そのたびにお湯と洗剤に浸けて丸めることを繰り返していきます。最後に洗剤をしっかり落とし、乾燥すれば完成です。
愛猫にそっくりの人形
愛猫の抜け毛で猫毛が準備出来たら、愛猫にそっくりの人形を作ることも可能です。愛猫の抜け毛を使っているので、色もすっかり同じの分身人形を完成させることができます。
作り方は後半でご紹介しますね。
猫の抜け毛をリサイクルした帽子
今、猫の抜け毛で作った帽子を被った猫の写真が、SNSなどで注目されています。これはニードルやお湯を使わなくても、制作することが可能です。
猫の抜け毛を集め、それを少しずつ手で帽子型に整えていくだけで、かわいい帽子が出来上がります。被り物がキライな猫ちゃんでも、自分のにおいがするので興味を持ち、嫌がらずに被ってくれる子が多いようです。
猫の抜け毛を使った帽子の作り方の書籍も販売されています。帽子にはさまざまな種類があるので、愛猫のために帽子をコレクションしてあげるのも楽しいことでしょう。
猫毛フェルトに必要なモノ
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愛猫の毛で何を作るかによって多少必要なものは異なりますが、猫毛でフェルト人形を作る際に必要な基本のものをいくつか紹介しますね。
・ニードル(2本セットのものは作業が早く進むのでおすすめ)
・フェルティングマットと輪ゴム(フェルトを置きながらチクチクできるのであったらいい便利アイテム)
・猫の毛
・羊毛フェルト(耳や鼻などのためにピンクなどが必要になる場合も)
・ソリッドアイ(作りたい人形に合った目)
・糸(口元に必要)
・目打ち
・ボンド
・水
・洗剤
・熱湯
・首輪など飾りをつけたい場合はリボンなど
猫毛の準備の方法とは?
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愛猫の抜け毛は飼い主さんにとって悩みのひとつですが、愛猫の抜け毛を集めると可愛い人形の材料になります。では、愛猫の抜け毛を猫毛フェルトにする方法をご紹介しましょう。
1.愛猫をブラッシング
まず愛猫をブラッシングし、その抜け毛を集めておきます。
2.集めた抜け毛をほぐす
抜け毛を適当にほぐしておきましょう。
3.水で洗う
愛猫の抜け毛を水で洗いましょう。その際、お湯を使うことはNGです。
4.洗剤を使って洗う
3のざっと水で洗った毛の水を捨て、新たな水を使って洗剤を入れます。(お湯はNG)その後、毛に洗剤が残らないようゆすぎをしっかり行います。
5.熱湯を注ぐ
しっかり洗剤を落とすことができたら、熱湯を注ぎます。そして、冷めるまで待ちましょう。
6.乾かす
お湯が冷めたら捨て、毛を乾かします。乾いたら猫毛の完成です。