ワンちゃんが仰向けになっている姿を見たことがありますか?可愛らしい目でこちらを見つめていることもあるでしょう。なんとも愛らしい姿ですが、これにはしっかりとした意味があるのです。
また、仰向けになって手足をバタバタさせることもありますよね。空中でもがいているようにも見えます。どうしてこのような動きをするのでしょうか?今回はワンちゃんが仰向けで足をバタバタさせる理由をご紹介しますね。
仰向けになるのは信頼している証
![仰向けで寝る犬](https://cdn.mofmo.jp/v3/640/imeditor_storage/1/article/131282603.jpg)
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仰向けになって足をバタバタさせている場合、基本的にはリラックスしている時のものです。なぜなら、ワンちゃんが仰向けになる時がどのような時だからです。ワンちゃんのお腹は急所です。ですから、警戒している相手にお腹を見せることはありませんし、触られることも嫌うでしょう。
ワンちゃんからお腹を見せるように仰向けになるのは飼い主さんを信頼している証です。急所をあらわにしても危険はないと判断しているのですね。ワンちゃんが仰向けになることは滅多にありません。
飼い主さんを心から信用している
どんなワンちゃんも仰向けになるわけではありません。飼い主を信頼していたとしても仰向けにならないこともあります。
加えて飼い主さんの家族に対してすべて同じ対応をするとも限りません。飼い主さんには仰向けになるかもしれませんが、同じ家に住んでいる飼い主さんの家族に対しては仰向けにならないこともよくあることです。
ワンちゃんを飼い始めた時から仰向けになってくれることはほとんどないでしょう。飼い主さんと幾らかの時間を共に過ごし、しっかりとしつけをしたり、遊んであげたりすることによって愛情を示していくなら、飼い主さんに対する信頼は深まります。
信頼が更に深まっていくなら、ある時からその人の前で仰向けになるかもしれません。
ですから、愛犬が仰向けになってくれたなら喜んで良いでしょう。あなたの愛にしっかりと答えてくれたのです。飼い主さんも今までのお世話が報われたと感じるかもしれませんね。
ワンちゃんが飼い主さんの近くに来て仰向けになる時、それは甘えている場合も多いことでしょう。嬉しそうな顔を向けてくるなら、優しくなでてあげてください。尻尾を振ったりして、うれしさを表わしてくれることでしょう。
お腹を見せてくれるようになったからと言って、お腹が急所であることには変わりません。おなかを強く刺激したり、叩いたりすることが無いようにしましょう。
ワンちゃんは裏切られた気持ちになるに違いありません。
飼い主さんとワンちゃんがお互いにリラックスしながら触れ合う機会にしてくださいね。
服従を示している
![服従する犬](https://cdn.mofmo.jp/v3/640/imeditor_storage/1/article/154425041.jpg)
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ワンちゃんは、飼い主に対して服従を示す時にも仰向けになることがあります。ワンちゃんは自分の急所を見せることによって相手がリーダーであることを認めて、示しているのですね。
飼い主さんはワンちゃんからリーダーとして認められているのです。「飼い主さんに対して敵意は抱いていません」「どんな時でもリーダーに従います」という気持ちを表わしてくれているのです。
「服従」と聞くと、「緊張しているのかな」、「厳しくしつけすぎたかな」と感じてしまうかもしれませんね。しかし、ワンちゃんが示す服従は、そのようなものではありません。
飼い主さんはワンちゃんと正しい関係を築けたのだと理解すると良いでしょう。ワンちゃんがお腹を見せてくれる時は、基本的にはリラックスしている状態です。心から飼い主さんをリーダーと認めて、心強いリーダーのもとで安心しきっているのですね。
ただ仰向けになるだけではない時もある
ワンちゃんが仰向けになってくれることは飼い主さんへの信頼の証であることを確認することが出来ましたね。しかし、ワンちゃんはただ仰向けになってじっとしているわけではないようです。
おとなしく飼い主さんを見つめている時もあれば、仰向けのまま眠ってしまっていることもあるでしょう。さらに、仰向けのまま手足をバタつかせることもあるかもしれませんね。つぶらな瞳でこちらを見つめながら、手足をバタバタさせている姿はなんとも可愛らしいものです。
仰向けになっているので、基本的にはリラックスしているととらえて良いです。しかし、いくつかの行動にはそれなりに意味があるに違いありません。可愛らしい仕草の意味を知るなら、よりワンちゃんとの仲を深めることが出来るでしょう。