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捨て猫をみつけたらどうしたらいい?保健所とはどんなところ?


保健所ってどんなところ?

ネコ

Valeri Potapova/shutterstock.com

新しくネコちゃんを飼い始める方は多くおられますが、中には保健所などから保護ネコをお自宅に新たに迎え入れると言う選択をしている方も多くおられます。

また、可愛がられて飼われているネコちゃんがいる一方で、捨てられてしまうネコちゃんもまだまだたくさんいます。
そんな時、保健所は大きな役割を果たしてくれています。

保健所とはどんな所なのでしょうか?実際に捨て猫を見つけたらどうしたら良いのか、また保健所からネコを迎え入れたい時どうしたら良いのか紹介したいと思います。

保健所の役割、捨て猫とって重要な立ち位置

そもそも保健所とはどんな役割をもっているのか?

保健所とは地域保護法に基づいて都道府県・政令指定都市、その他指定された都市、特別区に設置されている公的機関の一つです。

最近では保健所と言われるより、保健センターや保健福祉センターなどと呼ばれることが多くなってきています。

主に、地域と地域住民の衛生や健康の福祉を支えるためにさまざまな仕事を一手に引き受けています。

それには、医療に関する相談や指導、各種公衆衛生に関する職種の営業許可を出したりなども含まれています。

そして、数ある業務の中の一つに「動物愛護」が存在し、これがいわゆる飼い主がいなくなった動物(捨て猫)や引き取り手のいない動物を預かる・保護する役割をになっています。

また、保護した動物の去勢・避妊手術なども含まれています。

そして、悲しいことですが最終的に引き取り手が見つからなかった動物を殺処分にする作業も保健所が担っています。

ニュースなどでも、一年に多くの数の動物が殺処分にされている事が大きく取り上げられています。

そのため保健所もボランティアの方々と共に保護された動物についても積極的な情報公開や譲渡会、相談会などを開いたりと保護動物を一匹でも少なくしようとする活動が行われいます。

現在では、保健所として呼ばれている所は減少傾向にあり、その代わり動物愛護センターなどが業務を行っている場合もあります。

捨てネコ・保護ネコの現状

環境省自然環境局のホームぺージには年間に引き取られる(保護されるも含まれる)ネコの数や殺処分される数が載せられています。

統計によると28年度(2016年3月~2017年2月)では保健所に引き取られたネコの数は72,624匹でした。

その中で所有者不明で引き取られたネコ(捨てられてた)は45,827匹と約半数を占めています。

また、子猫を保護するケースが多く約7万匹のうち約5万匹が子猫のうちに保健所に預けられています。

そして殺処分となった数が45,574匹に上っています。
もちろんここには保管中に病気等で死んでしまったネコも含まれていますが、毎年たくさんの数のネコが処分されているのです。

野良猫や飼えなくなったと飼い主から引き取られたもの、また捨てられていたのを保護されていたもの全てが保健所にはやってきます。

そして、健康状態の回復を待って新しい飼い主をさがすことになります。
譲渡会などを通して、新しい飼い主さんを探し相性を確かめます。

しかし、残念ながら貰い手が見つからなかったネコは殺処分となってしまいます。
多くが毒ガスや処分室の箱の中に動物を入れ二酸化炭素を入れて窒息死させる方法によって殺されます。

獣医師の資格をもった職員が、週二回(もちろん地域によって違います)ほど、殺処分となった動物をあつめ処分室に入れます。

そして、注入ボタンを押します。
職員は死んでゆく動物の様子をモニターでじっと見ていなければならないのです。

確かに、ボタン一つで完了しますが、本当に職員の皆さんは動物の命が消えていってしまう瞬間にいつも直面しています。







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