「いま、SNSで予定がないことについての投稿が話題になっています」と板倉朋希が16日(2021年11月)のモーニングショー「ショーアップ」で取り上げた。「予定がないことを不安に思い、無理に予定を入れる」という人が増えているという。その名も「空白恐怖症」。
「予定がない場合、どうするか」――番組が街の人30人に聞くと、「特に予定を入れない」が16人、「何か予定を入れる」が14人。
「空白恐怖症」
進行役の板倉「(コメンテーターの)菊間さんはどうしますか」
菊間千代(弁護士)「予定がないことがほとんどないので、予定がない日が非常に貴重だからうれしいです」
玉川徹(テレビ朝日コメンテーター)「8月は緊急事態宣言だったので真っ白。宣言がない時も自分からわざわざ予定を入れることはありませんね」
斎藤ちはるアナ「私はなにか、必ず入れます。家でじっとしているのが苦手で。本を読むのも外だし、化粧したりするのも面倒くさいと思ったりしません。外にいるのが好きです」
「予定を入れたがる人」「予定を入れないと不安な人」は「空白恐怖症」の傾向があると明星大学の藤井靖准教授がその原因について次のように指摘している。
「他人のSNSなどのリア充投稿に不安を抱えてしまい、そういう不安から自分のプライベートも満足させようと無理に予定を入れてしまう」
そういう人たちは「寂しさを自己処理するのが苦手で、行事やイベントがあることで充実感が得られる。(しかし)予定を入れ過ぎて疲労がたまり、心身とも崩れてしまう可能性が高い」という。
菊間「年齢によって変わりませんか。若い時は齋藤さんのように家にほとんどいなかった。40代になってからは家の方が楽だし、落ち着いてきました。不安とかということではないですね」
板倉「年齢によって違うかもしれませんが、不安になる人は注意した方がいいですね」
(一ツ石)