英語で開かれる会議。リスニング力とスピーチ力が試される場でもあり、慣れない間は緊張の連続ですよね。海外の会議では発言しない=やる気がないと思われることも多く、積極的に自分の意見をバシバシぶつける態度が好まれます。今回は、そんなビジネス会議で知っておくと役に立つ英語表現のフレーズを見ていきましょう。
英語で会議をする時に絶対知って起きたい英語表現フレーズ
会議を始める時に
会議のテーマを表すagendaはしっかりチェックしておこう
会議のテーマである議題はagendaと言います。会議の前に議論となるagendaをまとめた資料が配布されることが多く、事前に会議内容を把握してレポートや報告内容を準備しておくことが大切です。とにかく発言することを求められるので、agendaに沿って自分の意見をまとめておきましょう。
会議の始まりはShall we start? やLet’s beginで
海外において会議の始め方はとてもカジュアル。今から○○についての会議を始めますといったように形式ばったものではなく、重役との会議であっても割とフランクに始まります。キャンディーやスナックなどが用意されている場合も多く、ガチガチな雰囲気ではありません。
- The purpose of today’s meeting is to discuss the sales report.(本日の会議の目的は売り上げリポートについて話し合うことです)
などという風に、会議の焦点が発表されるのが普通です。
- Please let me outline today’s agenda(今日の会議内容を確認させてください)
が使われることも。
自分の意見や主張を伝える時に
相手の意見に賛成・反対の場合
相手の意見に同意する場合は、
- I think it’s a great idea.(それは良い案だと思います。)
- I agree with Mr.XX. (XX氏に賛成です。)、That’s true. / Exactly. (その通りです。)
- I totally agree with you on that.(全面的に賛成です。)
などを使いましょう。
逆に相手の意見に否定的な場合は、
- I am afraid but I do not agree with your opinion.(恐縮ですがあなたの意見に反対です)
- I am sorry, but I don’t think that’s true.(残念ながら私はその通りだとは思いません。)
を使うといいででしょう。
Disagreeを使うよりもdon’t agreeのほうが幾分柔らかな印象に。相手にもよりますが、強いパーソナリティの相手ではない限り、丁寧に自分の意見を述べたほうが無難です。相手の意見に異論を唱えたのなら、その後必ずBecauseを使ってその理由を明確にしてあげましょう。
- Let me explain the reason why ~ (~の理由を説明させてください)
何か議題に反する意見がある場合は、Let me explain~で自分の話を切り出しましょう。
- Sorry for bothering / Sorry to interrupt (中断させてごめんなさい)
と最初に断りを入れるのもアリです。
自分の意見を述べる場合
今度は反対に自分の意見を発表する場合、以下のようなフレーズで切り出すのがお決まりのパターン。
- I would like to talk about the outcome of our spring campaign.(春のキャンペーンに対する結果について話したいと思います。)
- I’d like to suggest a solution.(解決案を提示したいと思います。)
- Next, I am going to talk about the latest trend.(次は最近の傾向についてお話します。)
などが主流です。その後に続く自分の意見は、
- From my point of view, we should start advertising on a local market . (私の見方では、ローカル市場に広告を出してくべきだと思います。)
- In my opinion, that strategy is not appropriate. (私の意見では、その戦略は適切だとは思いません。)
などを用いると、的確に相手に伝えることが出来ます。特に下線の”From my point of view”と”In my opinion”はとても便利なフレーズなので覚えておきましょう。
また、話の途中で、
- Does this make sense to everyone? (みなさん理解されていますか)
と、自分の意見を皆理解してくれているかどうか、時々確認することもポイントです。
相手に意見やアドバイスを求める場合
自分の意見に対して、相手にアドバイスをもとめる場合は、
- How do you feel about this? / What are your thoughts on this? (これについてどう思われますか?)
などを使いましょう。
- I’d appreciate any comments or feedback.(コメントやフィードバック、お受付します。)
を使ってもいいですね。
回答を次回に持ち越したい場合
相手から受けた質問に対し、今すぐにその場で回答できない場合、または熟考してから回答したい場合は、以下のようなフレーズで乗り切りましょう。
- Unfortunately, I don’t have that information right now.(残念ながら今手元にその情報がありません。)
- I will get back to you next week. (来週折り返しお知らせします。)
会議を締める
会議の終わりが近づいて来たら、確認の意味でよく使われるのが、
- Is there anything else that we need to discuss today? (そのほか今日話しておくべき議題はありますか)
- Any further questions ?(他に何か質問は?)
です。特に何もなければ、
- Ok, that’s all for today.(今日はここまで。)
- Let’s wrap it up. (これで終わりにしましょう。)
で会議終了となります。
相手の意見が上手く聞き取れない、理解できない場合
発言者の発言した内容が不明確な場合は、
- Could you please explain it again?(もう一度話してくれますか)
- Could you be more specific? (もう少し具体的にお願いします)などを使いましょう。
- I have a question (質問があります)
何か理解できない点、不明な点があれば即座に手をあげて質問しましょう。議論好きの海外の文化では質問はいつでもウェルカムです。
発言者が
- Are there any questions? (何か質問はありますか)
と聞いた時点で質問するのも◎。
- I would like to ask you about ~.(~についてお聞きしたいのですが)
と続けてもいいですね。
会議中は相手の意見を聞きつつ、自分の意見を出来るだけ述べよう
日本人らしくおとなしく座ってフンフン頷いてだけいると、必ず上司や同僚から「なぜお前は発言しないのか。やる気がないのか。」とお叱りを受ける結果に。ディスカッションに不慣れな私達日本人には初めはとてもハードルが高いのですが、少しずつでも最初の会議から発言するよう心がけましょう。
とにかく議論すきな外国人。初めての会議では恐縮してしまうことも多いですが、負けずに自分の意見をどんどんアピールしていきましょう!