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フォースと共にあれ!スター・ウォーズの英語名言に学ぶ生き方


「スター・ウォーズ」のセリフは人生の指針


連日大入りとなっているシリーズ最新作『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』。これから見るという人も、もう見たという人も、過去の作品を一気に“おさらい”するのはおすすめです(私は実践済み)。





スター・ウォーズの魅力はストーリー(ジェダイやシスの暗黒卿などが織りなす人間ドラマなど)やアクションはもちろんですが、登場人物のセリフがとてもクールである点も見逃せません。


仕事や人生の選択をする時に役立つような金言がたくさん登場します。人を勇気づけ、奮い立たせてくれる英語の名言を味わうのもスター・ウォーズの楽しみ方でしょう。


そこで今回は、最新作を含むスター・ウォーズ全作品の中から、英語学習に役立つだけでなく、人生の指針にもなりうる格言・名言を全ての作品を改めて観賞し直した私がピックアップしました。


(1)するべきことに集中する! 「ジェダイの教え」編


まず、ライトセーバーの使い手で、いくつもの名言を残しているジェダイの教えについて、見ていきましょう。ビジネスの世界でも、「今するべきことに集中すること」がカギなのだと、学びの多い名言です。


May the force be with you

「フォースと共にあれ」


誰でも一度は耳にしたことがある定番フレーズです。ジェダイが去り際に相手へ送る言葉です。英語で言う”Good luck.(幸運を)”に近い使われ方をしています。これから自分のするべきことに集中するという、ジェダイらしい相手への気遣いが見えます。


簡単に文の構造を解説すると、助動詞Mayは「~かもしれない」という意味ではなく、「~でありますように」という、祈りに近い意味になります。be with youで「共にある」ですね。forceは「力」と訳されることが多いですが、スター・ウォーズではそのまま「フォース」となります。


Always,remember,your focus determines your reality.

「常に忘れるな、意識を集中させたことが現実になるんだ」


ジェダイになんてなれっこない……そう弱気になっていたアナキン・スカイウォーカーに対して、ジェダイ・マスターであるクワイ=ガン・ジンが言った言葉です。現実は、常に自分の意識によって作られる。それが、ジェダイの教えなのです。


これは現実世界でも通じるものがあるのではないでしょうか。今に集中すること、そして自分があるべき姿を描いてそれに向けて努力することが、理想を現実にする方法なのでしょう。


仕事をしていても、大事な会議やプレゼンなど「勝負どころ」があります。そんな時も、余計な不安に押しつぶされそうになったら、この言葉を思い出せば、乗り切れるような気がします。


I don’t…I don’t believe it.

「信じられません」

That is why you fail.

「だから失敗したのじゃ」




街角のポスターや関連グッズなどで大宣伝が繰り広げられている最新作「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」

ルーク・スカイウォーカーがヨーダからジェダイの修行をつけてもらっている時の会話。沼地に沈んだ戦闘機を、フォースの力だけで持ち上げてみろと言われて、ルークは思わず無理だと思います。しかし、何事もできると信じることができないと始まらない、というヨーダの示唆に富んだひと言です。


仕事でも何でも、自分が信じることができないものは実現できません。できると信じることが、実現への第一歩となります。仕事の規模に関係なく、物事を成功させるために大事なのですね。


He is the chosen one. He will bring balance.

「彼こそ選ばれし者。彼がバランスをもたらす」


ジェダイ・マスターのクワイ=ガン・ジンがまだ幼かったアナキンと出会った時、小さい身体ながら彼に宿るフォースを強く感じた時の一言。


ここで言うバランスとは、ジェダイ(正)とシスの暗黒卿(悪)の対立の時代から、平和へと導いてくれるもの、というニュアンスで使われています。chosen oneで「選ばれし者」という意味ですね。簡単な英単語だけの文ですが、ここから始まるスター・ウォーズの世界へ胸が躍る名言です。


The force is calling to you.

「フォースがお前を呼んでいる」


今年公開の新作でのひと言、まさにフォースが覚醒する予感がしてきますね!フォースを使うのではなく、フォースが呼んでいるというのがジェダイの考え方を表しています。英語的には、calling~で「~を呼ぶ」という意味です。


Hope is not lost today. It is found.

「希望は失われていない。生まれたのだ」


こちらも新作のセリフで、ジェダイという希望がまだ”lost”「失われた」わけではなく、”found”「生まれた(=見つかったのだ)」という意味の一言です。まさにここから新たなスター・ウォーズのストーリーが始まることを示唆するセリフで、ワクワクしますね!


(2)悪役のクールさ「ダークサイドの名言」編


Good.Twice the pride, double the fall.

「よかろう、うぬぼれが2倍なら、転落(の落差)も2倍だ」


ドゥークー伯爵がアナキン・スカイウォーカーと対峙した時に言ったセリフです。強気な姿勢がドゥークー伯爵らしいですね。”Twice the pride”で「プライドが2倍」で、doube the fall.で「落ち込みも2倍」という意味です。”twiceとdouble”は違う単語ですが、同じ意味で使われています。


All who gain power are afraid to lose it. Even the Jedi.

「力を手に入れた者はみなそれを失うことを恐れる。ジェダイもしかり」


ダース・シディアスがアナキン・スカイウォーカーへ言った言葉で、戦争維持のためにクローン軍団を手に入れた共和国に対して、戦争となることを示唆したひと言です。”be afraid of~”は「~を恐れる」という中学校で習う表現ですが、スターウォーズでもよく登場します。


Henceforth you shall be known as Darth Vader.

「今日からは、こう名乗るがよい。ダース・ベイダーと」



アナキン・スカイウォーカーがダークサイドに堕ち、まさにダース・ベイダーが生まれた瞬間のセリフです。悪に染まった予言の子が、銀河を悪で支配するのが悲しいですね。


“Henceforce”は「今日から、今この場から」という意味で、”now”と似た意味ですが、それよりも少し改まった表現。”be known as Darth Vader”で「ダース・ベイダーとして知られる」という意味です。


(3)「人生の大事なことを教えてくれる名言」編


Luke, you’re going to find that many of the truths we cling to depend greatly on our own point of view.

「我々が考える真実のほとんどは自分の見方で変化するのだ」


とても哲学的なセリフです。ルーク・スカイウォーカーはダース・ベイダーが自分の父親を殺したと聞かされますが、実はダース・ベイダーこそが彼の父親だったのです。ある意味では、ダース・ベイダーは自分自身を殺してダークサイドに身を投じたとも言えます。


どこの視点で物事を見るかで、真実は簡単に形を変えてしまいます。自分にとっては真実でも、他の誰かにとっては真実でない、ということもある。そんな示唆に富んだひと言です。”Truth”は「真実」、”depend greatly on~”で「~に大きく影響される」という意味です。


There’s always a bigger fish.

「上には上がいる」


潜水艦で逃げているジェダイ達が、大きな魚に追いかけられた時に、その魚がさらに大きな魚に食べられた時のひと言。スター・ウォーズの世界にも現実世界にも、いつも上には上、自分より大きな魚がいるものです。自分の会社や同僚など小さな世界だけではなく、世界へ視野を広げて物事を見るべき、という学ぶを得られます。”bigger fish”で「より大きな魚」という意味です。


In my experience, there’s no such a thing as luck.

「私の経験上、成功にまぐれなどない」




ライトセーバーを使いジェダイの修行をするルーク・スカイウォーカーが、目を閉じながらもビームを防いだのを見て「まぐれだ」とハン・ソロが言った。それに対するベン・ケノービのセリフ。何事も成功はまぐれではなく、その裏には成功するだけの理由がちゃんとあるもの。ビジネスの世界でも成功を収めるために大事なのは、まぐれを待つことではなく、自分にできることをしっかりすること。そんな基本姿勢を映画は教えてくれます。”luck”は「運」という意味で、成功は運によらない、ということです。


Our meeting was not a coincidence. Nothing happens by accident.

「出会いは偶然ではない。すべて運命(さだめ)なのです」


幼いアナキン・スカイウォーカーが故郷を離れジェダイの修行に身を投じることに抵抗したアナキンの母親に向かって、ジェダイマスターのクワイ=ガン・ジンが言ったセリフ。この星でアナキンとクワイ=ガン・ジンが出会ったこと、この星を離れること、ジェダイになることも、すべてが運命という意味です。私たちの人生も、人との出会いや行いは、運命に導かれることがあるのかもしれませんね。


また、チャンスは人がもたらしてくれるもの、そう思えば今自分が頑張れている環境も、運命と言えるかもしれません。


Do or do not.There is no try.

「やるか、やらぬかだ。『やってみる』などいらん」


マスター・ヨーダがジェダイの修行をつける前に、ルーク・スカイウォーカーに言ったひと言。フォースの力で戦闘機を持ち上げてみろと言われ「やってみる」と返事をした時に、ヨーダは「それではいけない」と言います。「やってみる」という言葉の裏にあるのは「できない」という先入観や弱腰な気持ち。「ためしにやってみる」ではなく「やる!」という気概こそが、物事を切り開くという含蓄のあるひと言です。


人生はいつも本番、リハーサルはありません。上手くいくことも失敗することもありますが、人生いつでも本番という気概で臨むことが大事ということなのでしょう。


(4)「ダース・ベイダーと親子の絆に感動する名言」編


I’ve got to save you.

「父さんを救うんだ」

You already have, Luke.

「もう救ってくれたんだ、ルーク」


命を救いたいという息子と、父の返事の会話です。愛情が強かったがゆえにダークサイドに堕ちてしまったダース・ベイダーを闇から解放したのが息子のルーク・スカイウォーカーでした。


このシーンは、スター・ウォーズの全作品の総締めとも言えるでしょう。ダース・ベイダーになってしまったアナキン・スカイウォーカーを、息子であるルーク・スカイウォーカーが救う、闇への転落とそこからの救済こそが、スター・ウォーズのストーリーの根本にあるのではないでしょうか。


 


※この記事は1/3にプレジデント・オンラインに寄稿した記事です

元記事:プレジデントオンライン『「やるかやらぬかだ。『やってみる』などない」スター・ウォーズのセリフに学ぶ「超生き方」』


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