ビジネスシーンにおいて、海外の取引先と英語メールでやりとりする際、大切なのがメールの件名の書き方です。以前もご紹介した通り、海外ではメールの件名だけを見て、その案件の優先順位を決めてしまう傾向があります。
テキパキと効率よく仕事を進めるためにも、相手がすぐに内容を把握できるような、具体的で分かりやすいメール件名のパターンを覚えておきましょう!
英語ビジネスメールで件名を分かりやすく書ける表現
お礼を言う場合
書き方:”Thank you〜”
例1:7月4日のご訪問ありがとうございました
Thank you for your visit on July.4th.
お礼はやっぱり”Thank you”で始めればOKです。for〜で具体的に何について感謝しているのか伝えると、より感謝の気持ちが伝わりやすくなるでしょう。
相手の注文、リクエストへの確認メールの場合
書き方:”Confirmation of 〜”
例1:Confirmation of Your Booking – Booking No. 12345
ご予約の確定
例2:Confirmation of Your Order – Customer No. XXXX
ご注文の確定
このように、具体的に商品番号や顧客ナンバーを入れてあげると、親切です。
相手からの許可が欲しい場合
書き方:”Request for permission”
例:Request for permission to enter the building
ビルへの入場許可願い
相手にお願いすることがある場合はRequestを使いましょう。日本語でもリクエストという言葉はよく使いますが、英語ではもっとフォーマルな「依頼」というニュアンスで使われます。
相手からの返信が早急に欲しい場合
書き方:”【Urgent】”
例:【Urgent】Payment: Unpaid Invoice: 123-456
【至急】未払い請求書
最初に【Urgent】をつけることで、相手の目に留まりやすくなります。日本語でも【至急】という件名が使われることがありますね。
すでに連絡済みの内容をリマインドする場合
書き方:”Reminder”
例:Reminder: Marketing Meeting on 17th February
リマインド:2月17日のマーケティングミーティングについて
重要な会議の直前には、再度リマインダーメールを送るのが定番です。日本でもリマインドメールはよく見かけると思いますが、英語だと”Reminder”です。remind(思い出す)という英単語から来ているんですね。
相手と情報をシェアしたい場合
書き方:”FYI”
例:FYI:Our New Building
参考までに:新しいビルに関して
相手へシェアしたい情報、メールを転送する場合は、FYI(For Your Information)をつけましょう。今ではあまり使わない若い人も多いようですが、まだまだビジネスの場では使われています。
よく見かける”Re:”は「返信」という意味
その他、頻繁に使われるのが、Re:XXXXXXという形式です。~について、という意味で度々件名欄に登場します。
Re:Term 4 schedule change
ターム4の時間割変更について
Re: Your Payment Option
支払い方法に関して
Reは、元々「返信」という意味で、返信ボタンを押すと自動的に出てくるものですが、海外では、普通に件名につけて、「~について」という意味合いで使われています。
その他よく使われる表現まとめ
他にも、シーンごとによく使う書き方がありますので、まとめてみました。必要に応じて、コピペして使えばOKです!
- Invoice (請求書)
- Date (日付) Month, Day+th/rd 例:May, 23rd
- Quotation of 〜(見積り)
- Update of 〜 (アップデート)
- Relocation (移転)
- Change of 〜 (変更)
- Budget of 〜(予算)
メールの件名は、スムーズにビジネスを進めるために必要不可欠です。相手を動かす、わかりやすい件名を書くよう心がけましょう!