英語学習を継続するのは本当に大変ですよね。「日常生活で英語はほとんど使わないし」「英語の勉強はどうしても3日坊主になりがち」と思っている方もいるかもしれません。そんな中で、英語学習を続ける秘訣は、“英語をやらざるを得ない環境”を作り出すことです。「今度こそ英語をマスターしたい!」「ネイティブのように話せるようになりたい!」そんな方向けに英語学習を継続させる環境作りの方法を伝授します。
日本で英語学習を続ける秘訣は、“英語を使う環境”を作ること
〜今日からできること編〜
・普段使っている電子機器の言語設定を英語にする
今みなさんが使っているスマホ、PC、タブレットの言語設定を日本語→英語に設定変更してください。設定変更後すぐは「この機能なんていうんだっけ…」と、アプリも設定もすべて英語表記なので操作に時間がかかりイライラするかもしれません(笑)。
ですが、IT関連の英単語や英語表現などの習得に役立ちますし、なによりスマホもPCも毎日使うので嫌でも毎日英語に触れます。慣れない英語表記のスマホやPCに悪戦苦闘するかもしれませんが、2〜3か月ぐらいで日本語と同じくらいスムーズに使いこなせるようになります。その頃には、IT関連の英単語がしっかり身に付いていますよ。
試しにiPhoneの言語設定を英語にして、設定画面のキャプチャを撮ってみました。みなさんはこの画面の英単語全てわかりますか?わからない英単語がある方はさっそくiPhoneの言語設定を英語に変えて勉強しましょう。
・英語に毎日触れる機会を作る
英字新聞、メルマガ、ニュースなど毎日英語に触れることができる機会を作って、英語学習のサイクルを回しましょう!自分に合ったものから始めてみてください。例えば、
・朝起きてメールのチェックをしながら、英語のメルマガを読んでみる
・通勤電車で英語のニュースを聞く
・仕事が始まる前に10分程度の時間を作って英字新聞を読んでみる
大切なのは、できるだけ毎日英語に触れることができる媒体を選ぶことです。毎日英語に触れることで、英語学習が日常化していき継続しやすくなります。ちなみに私は通勤時間でBBCNewsを聞いています。リスニングをした後にアプリにある記事を見ながら、自分が聞き取った内容が正しいかを答え合わせしています。
アプリはこちらからインストールできます。
BBC Worldwide
posted with ポチレバ
・外国人の友人を作る
日本は他国に比べて外国人が少ないから、英語を話すきっかけがないと思っている人もいると思います。しかし実は日本にも外国人の友達を作ることができるイベントやコミュニティーがたくさんあります。英語は楽しく学ぶのが一番!外国人の友達と過ごす楽しい時間の中で、”生きた英語”を身に付けていきましょう。友達の作り方は、こちらの記事で詳細に説明してあります。
一度友達になったら、定期的に集まることができるlanguage exchange party(英語ネイティブと日本語ネイティブが集まって会話を楽しむ会)を開催してみるのもおすすめです。友達と集まるごとに自分の英語力をチェックできますしね!私自身も年に2回会う外国人の友人がいます。彼に「前回よりも英語が上手になったね!」と言われたいという思いが英語学習の一つのモチベーションになっています。
〜英語力を飛躍させる!チャレンジ編〜
・外国人が住んでいるシェアハウスに住む
海外留学はしたいけれども費用的にも難しい。そんな方には外国人とシェアハウスをして“国内留学”でするのがおすすめです。家に帰れば、「I’m home!(ただいま!)」の挨拶から始まって、食事での会話も家事の分担について話をする時も…日常生活すべてが英語です。
英語を話さなければ生活に支障が出るので、何が何でも話すようになります。また、留学を考えている方や留学前に英語力を上げたいと考えている方にもおすすめです。
最近は外国人との国際交流に特化したシェアハウスがありますので、そちらも合わせて紹介しますね。
国際交流を目的に作られたシェアハウスなので、コミュニケーションを促す仕掛けが色々とあります。
例えば、
・ハウス内での外国人と日本人の人数の比率が5:5
・入居者がコミュニケーションを取りやすい設計がなされたハウス
・他にもイベントをはじめとする国際交流プログラム
日常英語を身に付けたい人にはぴったりの環境ですね!私の友人の中にもシェアハウスで楽しく生活している人がいます。彼は、外国人に英語で「日本語の話し方」を教えたりすることもあるとか。その方が英語の勉強よりも難しいと言っていましたが(笑)
・英語を使う仕事に転職・あるいは副業にする
こちらは、日常英語よりもビジネス英語を身に付けたい方におすすめ。仕事を使って英語力を伸ばすためには、外資系に転職してみる。外資系への転職のハードルが高いのなら、副業で英語の仕事を(簡単な翻訳など)してみるなど選択肢は色々あります。
やはり仕事で英語を使うとなるとミスは許されないので必死で勉強しますよね。メール一本でも、電話一本でも本当に気を使います。私自身も会社で海外からの電話応対をすることがありますが、外国人のクライアントからの電話は未だに緊張します。
また、日常英語の習得よりもビジネス英語の方が習得しやすいという人もいます。なぜかというと、ビジネス英語は日常英語よりも使う英語の幅が限られているからです。仕事で外国人と話をする時も、話のネタはビジネスであることが多いので「何を話したらいいのか分からない、話題がない」という状態になりにくいのです。自分に合ったタイプで英語を使う環境を整えていきましょう!
・外国人向けのボランティアに参加する
仕事で英語を使うのはまだハードルが高い、あるいは楽しみながら日常英語を身に付けたい方は、外国人向けのボランティアに定期的に参加してはいかがでしょうか。ボランティアは仕事でないけれど、相手があることはさぼれないですもんね。
こちら「Voyagin(旧:FindJPN) 」は、外国人に日本文化や日本の生活を紹介したい人をつなぐサービスです。外国人旅行者が”旅先の文化や生活を”、”地元の人間を介して”日本文化を体験することを目的としています。
そして、このサービスではボランティアで外国人旅行者の帯同を行うことができます。外国人旅行者はほとんど日本語が分からないため、食事や日本文化体験をスムーズに楽しんンでもらうために英語で常時サポートしなければいけません。
英語ができないと、帯同する相手の外国人も不安になってしまうので、必死になって英語を話すと思います。興味がある方は下記から応募してみてはいかがでしょうか。
おわりに
以上、いかがでしたか?
この英語を使う環境は、できるだけ逃げられない環境の方がベターです。例えば、英会話スクールに通うというのも確かに英語を使う環境ですが、あくまで“お客様”ですよね。たとえレッスンを休んでしまっても迷惑がかかることはないし、しいて言えばお金を払っている自分が損をするくらいです。
ですので、“英語を勉強しないとクビになる。昇進できない”または、“誰かにすごく迷惑がかかる”という環境に身をおくことで、英語力が伸びるのです。というか伸びざるを得ないのです。最初は苦しいかもしれませんが、その苦しみの先には“英語が使える自分”が待っているでしょう。