電卓で数字の「2」を2度押すと、液晶画面にはデジタル数字で「22」と表示されます。表示されたデジタル数字は、逆さまにしてもやはり「22」と読むことができます。表示される2桁のデジタル数字の中で、「22」と同じように、逆さまにしても同じように読むことができるデジタル数字をすべて答えることができますか。簡単な問題だと考える人ほど間違えてしまうかもしれません。
10個のデジタル数字を確認しておきましょう。
時計や電卓などで簡単に確認することができますが、念のため下の図で10個のデジタル数字を確認してください。これら10個の数字の中に、逆さまにしても同じように読むことができる数字が5個あります。
逆さまにしても同じように読むことができる数字は、「1」「2」「5」「8」「0」の5個です。このことがわかると、答えは簡単に出てしまいますね。ただし、「00」は2桁の数字とはいえないので答えには入れないでください。
2桁の数字のひとつは「11」ですね。確かに、逆さにしても「11」です。
「55」も逆さにしても「55」と読むことができます。
「88」も逆さにしても「88」と読むことができます。
最初に示されている「22」と合わせると、逆さにしても同じように読むことができる2桁の数字は、「11」「22」「55」「88」の4個ということがわかりました。実に簡単な問題でした。
しかし、本当に答えは「22」「11」「55」「88」の4個だけなのでしょうか。同じ数字を2個並べてできる数字だけを2桁の数字というわけではありません。「23」や「34」のように異なる数字が並んでいる2桁の数字もあります。「22」「11」「55」「88」の他に逆さまにしても同じように読むことができる数字を見落としてはいないでしょうか。
「6」と「9」は、逆さまにすると「9」と「6」になり元と同じようには読むことはできません。しかし、「6」と「9」を並べてできる「69」や「96」という2桁の数字はどうでしょうか。
「69」は逆さまにしても「69」と読むことができます。
「96」は逆さまにしても「96」と読むことができます。
答えです。
2桁のデジタル数字の中で、逆さまにしても同じように読むことができるデジタル数字は、「11」「22」「55」「69」「88」「96」の6個ありました。
問題を見た瞬間に、答えは「11」「22」「55」「88」の4個だと早合点してしまった人はいませんか。ついつい「69」と「96」は見逃してしまいそうになります。しかし、注意力が高い人は見逃すことなく6個の数字を簡単に答えることができたのではないでしょうか。
7個のパーツの組み合わせで「0」から「9」までの数字を表すことができるデジタルを使った問題は他にもありそうです。「パズル」の記事一覧 には、色々な種類のパズルがあります。