休日の昼間になると、カップラーメンやカップ焼きそばが出てくる。普段家事に疲労した母親が、休日ぐらいは…ということで料理を休みインスタントフードで手間を省く。もちろんそれは悪いことではないし、そもそも美味しいので全然OKだ。が、しかしここで疑問なのは、なぜカーチャンが作るカップ焼きそば(ペヤング)は美味しくないのか。甚だ疑問ではあるので色々考察してみた。
休日になると、突如出てくるペヤング
さて、休日の昼はインスタントフードという家庭は無いだろうか。
恥ずかしながら、筆者の家はそうだ。
もちろん、インスタントフードは大好きだし、特にペヤングはむしろご馳走だ。
ところが、自分で作るペヤングは美味しいが、カーチャンが作るペヤングは美味しくない。
同じ素材で、作り方も同じ。
であるにも関わらず、自分で作れば100%の味、カーチャンが作ると70%ぐらいの味わいに劣化。
一体これはなぜか。
もちろん母親のほうが、料理は極めて美味いし、異論はない。しかしペヤングは別。
自分が作ったほうが遥かに美味い。
言うならば「ペヤング」と「ペヨング」ぐらい違う。(わかりにくいか)
そこで色々考察した結果、以下の理由があるのではないかと推測した。
カーチャンが作るペヤングがまずい理由
さてカーチャンが作るペヤングがまずい理由の考察を上げていこう。
1.水気が少ない
気のせいか、水分が少ない気がする。お湯を捨てる際に、すべての水を出し切っているのではなかろうか。
確かにペヤング製造工程では「水を捨てる」際には完全に水を出し切るのが一般的。しかし、個人的には少し水っぽいほうが、のどごしもよく、ソースとの絡みも良い。かやくも、満遍なく散らばり、パサつかないのである。
従って、少しは水分を残したいのが自己流。
2.ソースが完全に混ざってしまっている
これは賛否両論かもしれないが、カレーのルー同様、全てに満遍なくソースを絡めるのは好きではない。
味が薄い場所、逆に濃い場所。それぞれあったほうが、バリエーションが生まれる。
その中間や微妙なグラデーションを楽しめるのがペヤングの嗜み。
カーチャンは律儀に全てソースを均一にまぶしてしまい、味のコントラストが全く無いのが、残念なところだ。
3.製造工程が楽しめない
ここが一番重要なのかもしれない。
ペヤングをはじめとする、インスタントフードの楽しみは「食べる」ことだけではない。
普段料理をしない、我々が唯一作ることができる、簡単な料理。
それが「インスタントフード」なのである。
つまり「作る」という楽しみも残しつつ、「手間」も省け、そして味も「美味しい」という、見事に三拍子そろった商品。
しかし、カーチャンがその2つを奪えば、残るは食べるのみ。
考えていただきたい。
プラモデルを購入し、それを全て母親が作り、そして完成したものを出された場合どう思うだろうか。
きっと多くの人は「何してくれているんだ」。そう思うハズ。
つまりインスタントフードにおける「作る楽しさ」「手間を省ける」を2つも奪われ、残るのは食べるのみとなったペヤング。
美味しいわけがない。
結論:自分で作るからこそ美味い
ということで結論として、自分から作るからこそ美味い。
という、元も子もない結果となった。
味も食感も自分流にカスタマイズ出来ないし、作る工程も楽しめない。
つまり、ペヤングは他人に作らせるべきではないし、他人が作ることで味が落ちるというよりも、ペヤングそのもののエンターテインメントを奪っている。
そう言い切ってもいいのかもしれない。
もちろん、全部やってほしい派からすれば、何を言っているんだと言う話になるのかもしれないが、そういう派閥は、是非とも今後1から作っていただきたい。
ペヤングの味と世界観が180度かわるだろう。