今、ライブハウスや飲食店は未曽有の危機に瀕しています。つい先日、札幌で18年続いてきた札幌COLONYというライブハウスが閉店を発表、バンドマンである筆者も開店当初からお世話になり続けていたハコなだけに非常にショックを受けました。そして、この事をサカナクションの山口一郎さんらがツイートしたことをきっかけにTwitterのトレンドでも取り上げられていました。
動揺が日本中に広がる
【ライブハウス閉店 動揺広がる】https://t.co/TuU9sFwBBl
北海道札幌市の人気ライブハウス「COLONY」が、新型コロナウイルスの影響で4月末日をもって閉店することを発表。有名ライブハウスの閉店発表にネット上は驚きと動揺の声であふれている。
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) April 12, 2020
道内でも有名アーティストを輩出し、道外からも様々なアーティストがライブをしに来ていたCOLONYがなくなるというニュースは、一気に楽観視していた人々にも戦慄が走りました。
東京都では、アーティスト支援策も
東京都、アーティスト支援策に5億円。ウェブ上に作品掲載・発信https://t.co/4379tMrCkv
— ウェブ版美術手帖 (@bijutsutecho_) April 15, 2020
アーティスト。ライブハウスをやっている店主も同じく夢を仕事にしているのでお仕事を貰えなくなる苦悩はついて回ります。東京都ではこのようにアーティストへの支援策も出てきましたが、国からの補償や支援策を待たずに仕事場が無くなってしまうという場所が出てきている以上、一刻の猶予もありません。
もう、思い出の場所をなくしたくはない
【拡散希望】「札幌のミュージシャンみんなで集まって、楽曲が増え続けるオムニバスアルバムを作り、その売り上げでもってライブハウスを支援しよう」っていう運動をはじめました。札幌のミュージシャンは、ぜひご一読ください。そして、もしよければご参加ください。https://t.co/vavetBth91
— 村田知哉 (@MurataTomoya) April 14, 2020
そんな中、決してお金が沢山あるわけではないバンドマンが、これからまた同じようにライブハウスがなくなっていくのは見たくはない、という思いで支援を決意したのがこちら。今まで育ててもらった場所に少しでも恩返しをするため、自らの楽曲をサイトに上げ、その売り上げを寄付するという仕組みです。
行かないから、関係ないから、ライブハウスなんて...という声も多いです。しかし、ウイルスより厄介なのはそのようにお互いを認め合えない気持ちです。
札幌だけでなく、コロナの影響を受けていこれからライブハウスはどんどんなくなっていくでしょう。ライブハウスやミュージシャンのみならず、お互いを助け合うように考える事こそが、人類が勝利する鍵なのではないでしょうか。
画像掲載元:秒刊サンデー