漢字検定1級で出題される問題は、難読漢字のオンパレードです。レベルは大学・一般程度とされており、常用漢字を含めて約6000字あるとされています。例えば「囃子(はやし)」「面皰(にきび)」などです。今回は漢検1級レベルの難読漢字を含んだヒント付きのクイズ形式で5問出題させていただきます。果たして、皆さんは全問正解できるでしょうか?全問正解を目指して楽しみながらチャレンジしてくださいね!
【1】喟
「喟」は何と読む?漢字検定1級レベルの超難問です。
【ヒント】喟は、気苦労や失望した時、感動した時、緊張がとけた時に思わず出る大きな吐息なことです。
一般的に使われているのは、溜息(ためいき)という漢字ですね。また送り仮名を付けると、喟く(なげく)と読みますよ。
【2】罷り
「罷り」は何と読む?
【ヒント】罷りには、行くこと・貴人の前から退くことという意味があります。ま〇り。「ま」から始まる3文字の言葉といえば?
答え:罷り→まかり
また、よく使われる表現に罷り通る(まかりとおる)がありますが、意味は通る・通用するを強めていう言葉です。例文は「あんなことが罷り通る(まかりとおる)とは世も末だ」といったように使います。
送り仮名を変えると、罷れる(つかえる)・罷める(やめる)・罷る(まかる)と読むのであわせて覚えておきましょう。
【3】凋む
「凋む」は何と読む?
【ヒント】衰える・植物などが水分を失ってしおれる・枯れるという意味を表す言葉といえば?
答え:凋む→しぼむ
凋むの別漢字は、萎む(しぼむ)もあります。凋という字を使う四字熟語は、凋氷画脂(ちょうひょうがし)もあり、意味は苦労するだけで、なんの成果も得られないことです。また、凋零磨滅(ちょうれいまめつ)は、文物などが滅びて完全になくなることを意味します。
【4】銜える
「銜える」は何と読む?漢字検定1級レベルの超難問です。
【ヒント】 口に軽く挟んで支える・引き連れる・伴うという意味がある言葉といえば?
答え:銜える→くわえる
別漢字には咥えるもありますね。銜えるの例文は「楊枝ようじを銜える」「物欲しそうに指を銜えている」のように使いますよ。
また、送り仮名を変えると、銜(くつわ・くらい)・銜む(ふくむ)と読みます。
【5】徒骨
「徒骨」は何と読む?読み方は、とこつ、とぼねではありませんよ。
【ヒント】役に立たない努力をすること・効果のない骨折りという意味がある言葉といえば?
答え:徒骨→むだぼね
別漢字には無駄骨もあります。また徒骨の「徒」には、徒(あだ・かち・ただ・ともがら・むだ)・徒に(いたずらに)という多数の読み方があります。
今回は読めそうで読めない漢字をご紹介いたしましたが、全問正解出来ましたか?
しっかりと覚えておき、漢字マスターになりたいものです。
喟が出るといえば、あるランチパックに喟が出るほど衝撃的な事実が隠されていますよ!
Source:漢字辞典オンライン・コトバンク