上の画像はイギリスの高速列車(HST)のドアです。日本では列車が目的地に着くと各車両のドアは自動的に開き、乗客は列車から降りることができます。しかし、イギリスでは、ほとんどの車両は自動的にドアは開かないそうなのです。この車両のドアも自動的には開きませんそれでは、乗客は列車からどのようにして降りるのでしょうか。
ドアを開けるためにはボタンを押す...?
イギリスのほとんどの列車は車両から降りるためには、車両についているボタンを押してドアを開けなければならないのだそうです。イギリスに住んでいる人にとっては常識的なドアの開け方かもしれないのですが、観光客の中にはそうとは知らずに、ドアの前でひたすら待っている人もいるようです。待っている間に列車は発車してしまいますね。
ボタンを押すことさえ知らない人がいる中で、何と古いタイプの車両の中にはボタンのついていないものもあるそうなんです。ボタンがついていないのだから自動で開くのかというと決してそのようなことはありません。別の方法で開けるのです。その方法は、日本人にとってはあまり意外な方法です。
その方法は...。
下の画像を見て下さい。車両のドアの横の3枚の図で、「ドアの開け方」を説明しています。真ん中の図に描かれている人は、ドアの窓を開けています。そして右側の図に描かれている人は、窓から身を乗り出して外側についているノブを握っています。日本でこのようなことをしたら乗務員につかまってしまいますね。しかし、ボタンのついていない古いタイプの車両では、これが正しいドアの開け方のようです。
こんな斬新なのがあるんですね。
日本より先進国なはずなのにドアボタンもないとは。— としちゃん☆ネタさがし (@toshichan805) 2018年12月12日
さすが、「蒸気機関車以外の鉄道はみんな実用一点張り」のイギリスですねwでも日本でも35年ぐらい前までは、走行中にドア開けっぱなしの旧型客車が走っていたので、それよりは安全なような…
— こうやまP提督㌠フレンズ (@zweisser)
キングスクロスからエディンバラまで行ったとき、ドアが開かないと思ってたら後ろから、「window down!」って言われたの思い出しましたw
— もってぃー
(@cvn78)
窓を開けて、外のノブ(でいいの?)を使うなんて、普通わかんないですねw
— 八千
Hachi (@motohashi_viii)
これ確か、馬車時代から続く伝統的な様式を電車にも転用させた代物らしいですね。同じ変態島国である日本人が言うのも何ですが、やっぱりイギリスは変なところでこだわりを出しますね。
— ケン、ムラタ (@kentaromurata39)
実際にドアを開ける様子をこちらで見ることができます。
さて、イギリスに行きたいけどHSTのドアの開け閉めが分からなくて行けないという紳士淑女の皆さん、ご安心下さい。これでHSTの手動ダアは怖いものではありませんね。 pic.twitter.com/ug2Kjrzqh0
— 大雪くずれ@バーゼル→フランクフルト (@taisetsukuzure) December 12, 2018
「所変われば品変わる」という諺がありますが、正にこの諺を実感してしまいますね。日常生活の中には誰もが驚くであろうことがたくさんあります。1m近くもある巨大蜘蛛が突然現れたら あなたはどうしますか。