世の中にはアート作品が溢れており、時には驚きや笑顔をもらえる作品に出会ったりしますよね。そんな生活に彩りを与えてくれるアート作品ですが、Twitterにて、まほめ(@yuzupanda_mura)さんがご投稿された「絵の具のチューブ」から色々と出ている作品が、注目を集めています。それは一度目にしたら、心を鷲掴みされるような……一目惚れ必至の可愛さなのです。今回は、制作者にお話を伺いました。
絵の具チューブからのぞかせる圧倒的に可愛い作品!
#2月になったのでフォロワーさんに自己紹介しようぜ 絵の具から色々出しています!!! pic.twitter.com/4YsCUrxxRP
— まほめ@6月LUPOPO個展 (@yuzupanda_mura) February 2, 2023
「絵の具から色々出しています」という一言と共に、数々の作品が掲載されたツイートを発見しました。どの作品も発想が斬新!カラフルで目を引く可愛らしさですね。
一つ一つ丁寧にじっくり眺めてみたくなるこの作風、世界観に心奪われる方も多くいらっしゃるでしょう。どういった経緯で制作されたのか気になり、制作者さんにコンタクトを取らせていただきました。
制作者さんインタビュー
制作者のまほめ(@yuzupanda_mura)さんにお話を伺いました。
■プロフィールを教えてください
ーーMaHoMeというブランド名で制作をしているまほめと申します。主に樹脂粘土やレジンで、絵の具チューブをモチーフにしたブローチやパンダやアヒルのアイテムなど、毎日をちょっと楽しく過ごせるようなものを制作しています。
■制作歴・制作を始められたきっかけは?
ーー2016年頃から本格的に活動をはじめて今年で満6年になります。子どもの頃からドールハウスやビーズ細工、人形の洋服を作ったりと手芸全般が好きで、その中でも自由に形を変えることが出来る粘土に特に惹かれ、今日に至ります。
■絵の具から色々なものを出すというアイデアはどこから?
ーー自身の名前に「絵」という漢字が使われている事から思いつきました。全て絵の具から出してしまえば見た目のまとまりも良く、イベント会場などでも目に留めてもらえるだろう、更にいくら好きな物が増えても困らず、手にとって頂く方にも好きな色を選んで集めて好きな色セットを作って貰えたら嬉しいな、ということで制作をすることに決めました。結果、沢山の方に見ていただけたり、企業や作家様とコラボしたりと広がりを作ることができたと思います。
※上記は高さ調節+手やすり仕上げで26時間経過されている写真です。
■どのように制作されているのでしょうか?
ーー材料は主に樹脂粘土やレジンを使っています。チューブの部分は昔は自分で作っていたのですが、今はフィギュア等を制作している会社にお願いして複製して貰っています。
下記が大まかな制作工程です。
1.チューブ先端の原型をオーブン粘土や石粉粘土で制作
2.シリコンで型を複製
3.別で制作しておいた封入物をシリコン型に入れレジンで複製
4.バリ取り(1回目)→手やすりでバリ取り(2回目)
5.磨き作業
6.コーティング
7.ブローチ組み立て→梱包 の流れで行っています。
制作時間は作る色によってまちまちなのですが、この時は約150個のブローチの為の封入物の制作に2週間、磨きに3日、梱包まで全部で2ヶ月くらいかかりました。
■作品でこだわられているところや見て欲しいポイントはありますか?
ーー特に見ていただきたいのは、にゅっと飛び出しているそのフォルムですね。あり得ないけど本当に出ていそうに見えたらいいなと思って都度、制作をしています。あとは、ブローチのピンにロゴを入れたりと細部にもこだわっているので、ご覧いただけたら嬉しいです。
■いいねされるなど、反響がありますがどのような心境でしょうか?
ーー自分の「好き」を形にしているので、反応をいただけることはとても嬉しく励みになっております。とても有難いです。また、気に入ってくださる方は好きなものが共通してることが多いので、あなたの好きなものも教えてー!という気持ちですね。
インタビュー最後のご質問に今後作ってみたい作品・夢があれば教えてくださいと、まほめさんにお訊ねしたところ「沢山の絵の具ブローチを並べた画材屋さんのような空間を作りたいを思っています。実は今、その夢を叶えようと2023年6月15日〜19日 三軒茶屋のLUPOPO(@Lupopo_cafe)にて個展「100色のえのぐブローチ展」を開催しようと制作を進めているので、ぜひ遊びに来ていただけたら嬉しいです。」と語られていました。
まほめさんの素敵な作品を間近で見られるチャンスがあるなんてワクワクしますね!ほっこりする可愛さを満喫したいものです。ぜひ足を運んでみてくださいね。
可愛いといえば、可愛い仕草をしている猫ちゃんも可愛くて癒されますよ。
取材協力:まほめ(@yuzupanda_mura)