ボトルの中にサッカーボールが入っていますが、何か不思議なことが起きているようにです。ボトルの口の部分を見てください。サッカーボールの方がボトルの口より大きく見えませんか。もし本当にサッカーボールの方が大きいとしたら、サッカーボールをボトルの中に入れるのは不可能です。もしかしてこれは不可能物体といわれているものではないでしょうか。
ボトルをひっくり返してみました。
やはりサッカーボールの方がボトルの口よりも大きいようです。これは大問題です。ボトルの口よりも大きな物体がボトルの中に入ってしまうなんて、そんなことできるわけがありません。いったいどのようにして入れたのでしょう。
サッカーボールは分解できます。
実はこのサッカーボールは32個のパーツを組み合わせて作られています。正六角形の白いパーツ20個と正五角形の黒いパーツ12個です。
サッカーボールのデザインを考えながら、これらのパーツを組み合わせていくことでサッカーボールを完成させます。1個ずつのパーツは簡単につなげていくことができますが、サッカーボールを完成するのはかなり難しいです。
各パーツのつなぎ方
各パーツには飛び出している部分と引っ込んでいる部分があります。飛び出している部分と引っ込んでいる部分をうまく合わせると、2つのパーツはしっかりとつながります。割と簡単にサッカーボールの形が出来上がっていきます。
残っているパーツは2個です。
下の画像では2個のパーツが残っています。この2個のパーツを組み合わせることができれば、サッカーボールの完成です。しかし、サッカーボールはそう簡単には完成させることはできません。残っているパーツがきちんと組み込まれなければなりません。
せっかく下のような状態になったとしても、飛び出している部分と引っ込んでいる部分がうまくかみ合わなければサッカーボールは完成しません。完成しない場合はやり直しということになります。
パーツの組み合わせ方は1000万通りあるそうですが。そう簡単には完成しません。
完成すると...。
運よく完成させることができると、こんな風に飾っておくことができます。
さて、サッカーボールが完成したとして、このサッカーボールをボトルの中に入れるにはどのようにしたら良いのでしょう。
完成してしまったサッカーボールをボトルに入れることはできません。ボトルの中でパーツを組み合わせて作るのです。
実はこのサッカーボールはパズルなのです。「Jパズル サッカーボールパズル」という名前で販売されていたことがありますが、現在は販売されていません。
もしかしたら、子供のころに遊んだことがあるという方がいらっしゃるかもしれません。下のような箱に入っていました。
時には時間をたっぷりと使ってこんなパズルに挑戦してみるのもよいかもしれません。そして、簡単にサッカーボールを作ることができるようになったら、次にはボトルの中で作ることができるようになりますね、きっと。
もうすぐ新しい年を迎えます。正月休みにパズルやゲームなどを楽しんでみるのもよいのではないでしょうか。幼児の脳汁活性化な玩具「やわらかブロック」 は、大人でもついついはまってしまいます。