先日のワシントンポストで、物理学者マーク・ブキャナン氏は、未確認飛行物体に遭遇した米海軍の航空機のビデオや、米国国防総省のUFO報告書の差し迫った発表について、こう言及しています。「たぶん、私たちは皆、エイリアン文明との接触の決定的な証拠をまだ持っていないことに感謝すべきです。地球外生命体と通信しようとすると非常に危険である可能性があります。」なぜアメリカでもトップの頭脳を持つ物理学者はこのような警告をするのでしょうか?
マーク氏が唱える、宇宙人=コロンブス説
マーク氏は、地球人とエイリアンとの出会いを、ネイティブアメリカンとクリストファー・コロンブスとの出会いになぞらえます。
1492年、コロンブスによるアメリカ大陸発見。ヨーロッパ人にとっては「発見」でしたが、そこに太古から暮らしていた先住民族にとっては「侵略」のはじまりでした。
技術的に進歩したヨーロッパ人にとって、先住民族の文明は原始的でしたので侵略が容易でした。それと同様に、私たちの銀河は宇宙全体で見ると極めて若い年齢のために、何百万年も年上の銀河の住民と比較して原始的ゆえに侵略される可能性が高いと考えています。
Mark Buchanan, a physicist and writer from Europe, has a rather hot take when it comes to the search for aliens — let’s not find them. | By @HerbScribnerhttps://t.co/YdosZKwrKv
— Deseret News (@DeseretNews) June 15, 2021
エイリアンとの接触が人類に有益と説く天文学者も
一方、地球外接触は、他の生命体の資源を利用して地球上の状況を改善することで人類に利益をもたらすと信じている天文学者も多数存在します。
地球外生命体との交信を目的とする組織 Messaging Extraterrestrial International (METI)の代表、アメリカの宇宙生物学者ダグラス・ヴァコッホ氏は、エイリアンとの接触を信じているだけでなく、積極的にそうしようとしています。
ヴァコッホ氏は、エイリアン文明と接触するために意図的な信号を送信することに専念している非営利の研究機関を運営しています。彼は、地球外の隣人と連絡を取らないことで、「私たち自身の文明の持続可能性を高めることができるガイダンスを逃す」危険性があると主張。マーク氏と真逆の見解です。
Douglas Vakoch - Can we speak alien?https://t.co/HhSva22ec1
— GlendaKoefoed (@GlendaKoefoed) June 23, 2018
結論:エイリアンとの接触は避けられない
このように地球外生命体との接触について、優秀な科学者や物理学者でも意見がわかれており、統一した見解は得られていないのが現状です。ただこうした議論が活発化するのも、米国防総省のUFO報告書開示が秒読みで、現実的に人類とエイリアンとの接触が差し迫っているからです。
宇宙人との交流には賛成派と否定派がいることは仕方ありませんが、近い将来間違いなくエイリアンとの接触は起こります。
まるで鎖国をしていた日本人が文明開化を余儀なくさせられた、ペリー来航のような出来事が地球規模で起きるのです。当時は大変でも長い目で見たら鎖国を解いたことで日本に豊かさがもたらされたように、エイリアンとの接触も宇宙文明開化の大きな一歩となることを願いたいです。
そして火星にもエイリアンとの接触のこんな形跡が。火星に古代人の宇宙船の破片か何かを発見!太古の昔から惑星間での異星人交友は盛んだったのかもしれません。そろそろ地球も参加する時期が来たようです。
source: Daily Star