![1](http://livedoor.blogimg.jp/yukawanet/imgs/4/d/4d866817-s.jpg)
これらの品物が何なのかおわかりですか?初めて目にするという人が大勢いるのではないでしょうか。実はこれらはすべて錠なのです。もちろん鍵も一緒についています。古代エジプトにはすでに錠が存在していたそうですが、これらの錠は中近東や中国などで作られたものです。一番右側にある少し大きめの錠以外は、かなり昔になりますが、京都の東寺での縁日で売られていたものです。販売をしている人は、縁日のたびに海外からやって来るということでした。
![4](http://livedoor.blogimg.jp/yukawanet/imgs/b/3/b3c901ed-s.jpg)
アンティークとしての価値はさておき、今回はこれらの錠の開け方に着目してみました。どの錠にも、からくりのような仕掛けがあり興味をそそられます。
錠には4つの輪がついており、それぞれの輪に4つの漢字が彫られています。意味が通るように横1列に4つの漢字「不是孔明」を並べて所定の位置に合わせると錠が開きます。「孔明でなければ開けることができない。」という意味だそうです。
![6](http://livedoor.blogimg.jp/yukawanet/imgs/3/c/3ca55e07-s.jpg)
4つの漢字「不是孔明」が正しい位置に合わせられていると、他の場所では上のような4つの漢字が並びます。「この錠は上手に作られている。」という意味です。正しい位置に4つの漢字が並んでいるので、錠が開きかけています。
![11](http://livedoor.blogimg.jp/yukawanet/imgs/1/8/18b3055d-s.jpg)
錠が完全に開いた状態です。中身はこのような作りになっていました。縦と横の長さは、5cmと9cmです。
![2](http://livedoor.blogimg.jp/yukawanet/imgs/8/5/8556f1b8-s.jpg)
こちらも動物をかたどっているようです。胸のあたりにささっているのが鍵です。錠が閉まっている状態では、尻尾の先が口の下から出ています。鍵を奥の方に押し込んでいくとしっぽの部分がはずれるような仕掛けになっています。そのままではびくともしないのですが、鍵を押し込んでいくと、簡単に開きます。縦と横の長さは、6cmと12cmです。
![3](http://livedoor.blogimg.jp/yukawanet/imgs/3/0/301234dd-s.jpg)
錠と鍵、それとはずれた尻尾です。錠だけではなく鍵の方にも細工が施されています。
![7](http://livedoor.blogimg.jp/yukawanet/imgs/e/b/eb5f0f33-s.jpg)
ネズミの形をした錠です。顔つきがかわいらしいです。尻尾の部分についているのが鍵になっています。
![9](http://livedoor.blogimg.jp/yukawanet/imgs/d/e/de3f7a1a-s.jpg)
獅子をかたどっているのでしょうか。鍵ははずしています。ネズミと同じように、お尻のあたりに鍵を差し込むと、口と尻尾の部分についている棒がはずれます。
鍵を実際に使うことはないかもしれませんが、部屋においてインテリアとして使うことはできそうです。時にははずして楽しむこともできます。
(秒刊サンデー:わらびもち)