これが日本の文化なのか、仕方がないことなのか。当初今年の夏~冬に発表されるはずでありました平成の次の元号がなんと大幅にずれ込むことが話題となっております。そしてその発表時期ですが、秋でも冬でもなく、なんと翌年を越してなんと5月直前だということなのです。これは言うならば、業者にとって最悪の事態が起きております。
ー直前公表
皇室:新元号、1カ月前公表 政府、初めて時期示す https://t.co/F0TdVKbWNO
— 毎日新聞 (@mainichi) 2018年5月17日
直前となってしまう理由は、どうやら宮内庁にあるようですが、正月に発表するには宮中行事が多く難しく、そして4月30日には天皇陛下が退位され、5月1日には新天皇が即位されます。とにかく1月~重要な式典が続きますので、宮内庁としては極力年始はさけたいということです。
ということで、改元の1ヶ月前に発表ということに鳴るようですが、そうするとまず少なくとも翌年度のカレンダーには「新しい元号」は入れることは出来ません。
また、たった2文字の新元号を入れるだけでもシステム側に大幅な改修が必要となる、公文書などの対応もかなりタイトなこととなり、しばらくは「平成」を使い続けるなどという案もあります。
改元後も「平成」利用へ 納税や年金システム、混乱回避
https://www.asahi.com/articles/ASL5D4T75L5DUTFK004.html
したがって、平成はしばらく一部の間では形式上継続されるという恐れがあります。つまり新元号元年は平成32年と併用していくと言うイメージです。
このような問題に対処すべく「和暦を廃止せよ」という意見もあるようですが、なかなかそういうわけにもいかないのが日本の伝統のようです。
(秒刊サンデー:たまちゃん)