
ドイツの観光都市ドレスデン。旧市街は歩くだけでうっとりするような建物で囲まれている。そこに、なんと3台の逆さまに立てられたバスが登場。ひっくり返されているだけに異様なただずまいだ。明らかに景観にそぐわない。一体これ、何の意味があるのか!?
ドイツはザクセン州にあるドレスデン。雄大なエルベ川やゼンパーオペラ劇場、旧市街など見どころたくさんの人気観光都市である。
ドレスデンに来た人なら必ず訪れるであろう場所、フランエン教会。それは石畳が続き、歴史的価値があるとして保護されている建物が並ぶロマンチックな広場にある。
夜はライトアップなどされ更にうっとりするような景観を我々にプレゼントしてくれる。
そんな場所に、なんとも不似合いな巨大モニュメントが登場した。

それは、廃車になった三大のバスだ。
しかもひっくり返された状態で、立てられている。あまりにも異様な光景に、ぎょっとしてしまう。
一体どんな意味があるのだろうか。

この「作品」を考案した、Manaf Kalbouni氏(32)。ドレスデン在住であるが、シリア出身だ。
これは彼の芸術作品なのである。なるほど、これはアートなのか……
公式的には、このモニュメントは戦争で被害を受けながらも今まで保存されているフラウエン教会に想いを馳せ、貢献されたということだ。
しかし、Kalbouni氏は、バスを使用することでシリアの内戦を暗示したいという想いがあった。
バスは、シリアの内戦時、人々を爆発や手りゅう弾から守った「救世主」の象徴なのだ。

バスは大きなクレーンで逆さまに釣り上げられ、設置された。
それにしても、やはり異様な光景である。
このように中世の雰囲気が感じられる町並みに、モダンなバスがひっくり返されて展示されているなんて、今だけしか見られないかもしれない。
展示は4月までということだ。
掲載元:http://www.bild.de/regional/dresden/dresden/schrott-busse-vor-frauenkirche-50140410.bild.html
(秒刊サンデー:はる)