日本は戦後工業化による目覚ましい発展を遂げ、焼け野原から経済大国へと上り詰めた。それは単に経済発展という言葉では説明できない日本人としての特質が関わっている。勤勉の背景に丁寧、繊細という性格があり、それが製品に転嫁されmade in Japanというブランドを世界に認知させた。この“器用”さは「小型化」「高性能」という付加価値を含んでいる。ビジネス以外にもこの性質を垣間見ることができる。例えば趣味の世界。ニコニコ動画にアップされた個人のミニチュアアート「コルク瓶の中に部屋を作ってみた」はその象徴だ。
プラ板で切り出したパーツをピンセットで組み立てていく。
棚、小物、古時計、螺旋階段、壁といったインテリアがしっかりと形成され、着色によって温かみと可愛らしさを演出している。
生き物はパテを用いてかたどられる。極小の鹿、人の曲線が見事に再現されていく。
日本人でありながら粗雑な私には到底真似できない技である。
各々生み出されたオブジェは一つのコルク瓶の中に小奇麗にディスプレイされ、小さな小さな大作に仕上がった。
驚くべきはそのサイズ!横に並べられたパンの袋を閉じるバッククロージャーと比較するといかに小さく、緻密で繊細な作業であったかが分かる。趣味の域を超えもはや神技アートの世界だ。
-動画を見た人の反応
・「思った以上に小さい」
・「ちっせえええええwww」
・「スモールライト疑惑ww」
・「部屋に飾りたい」
・「さすがにこれを叩く奴は嫉妬としか思えない」
・「ルーペを置いとかないと見えないレベルだわ」
・「これは売れる」
・「展覧会してほしい」
商品化や展覧会の需要がありそうだ。職人技、神技とも言える日本のミニチュアアートは世界でも高い評価を得ている。
ニコニコ動画「コルク瓶の中に部屋を作ってみた」
http://www.nicovideo.jp/watch/sm30462326
(秒刊サンデー:ムッキー)