TEXT●小林秀雄/編集部 PHOTO●中野幸次
【運転席】利便性を追求したi-Cockpit【COCKPIT】
12インチの大画面を採用したデジタルインストルメントパネルや、オーセンティックな雰囲気と直感的な操作性を両立したトグルスイッチなど、最近のプジョーらしいインターフェンスを実現。多彩なドライブモードなど、運転するのが楽しくなる仕掛けも満載だ。
また、インパネ中央に備わるセンターディスプレイや、トグルスイッチを運転席側に傾けた左右非対称デザインを採用。スイッチ類が手の届きやすいところにあって操作しやすい。小径ステアリングの上からメーターを覗き込むため、メーターの情報をステアリングのスポークに邪魔されることなく読み込むことができる。
【インフォテインメント&空調】スマートフォンを使った繋がる機能が便利【INFOTAINMENT&AC】
インパネ中央に装備される8インチタッチスクリーンは全車に標準装備。使用したいメニューをトグルスイッチから呼び出して使う仕組みだ。Apple CarPlayやAndroid Autoを通じて地図アプリを利用することもできるが、車載ナビゲーションも販売店オプションとして設定されている。
【居住性と乗降性】子供には十分な広さのサードシートを装備【COMFORTABILITY&ACCESSIBILITY】
プジョーのSUVの中では最大サイズとなる5008だが、日本の道路環境で持て余す程の大きさというわけでもなく、機動性と実用性をいい塩梅でバランス。3列目席の役割をどう捉えるかが肝心だが、一家に一台のファミリカーとして優れた素質を備えている。
3列目は2列目シートを一番前にスライドした状態でようやく座れるスペース。決して我慢できないレベルではないが、現実的には子供専用、もしくは不意に乗客が増えたときの非常用と割り切る必要があるだろう。
なお、3列目シートの乗り降りは、2列目シートを前方にスライドさせてから行う。肩口に備わるレバーを引っ張ると、背もたれの前傾とシートスライドを同時に実現。狭い部分で幅が約230mmの乗降スペースを確保できる。成人でも乗り降りできるレベルだが、そもそも3列目席が広くなるので、子供が乗り降りするためと考えると十分な開口幅と言えるだろう。
【室内の収納スペース】3列目席まで収納を完備【STORAGE】
小物入れやドリンクホルダーなど、ひと通りの収納はしっかりと装備。3列目席に人が座ったときを想定し収納も用意されているなど、きめ細かな配慮を感じられる。荷室の左側には12Vのアクセサリーソケットも装備。3列目席に人が座るといも電源として活用することができる。
荷物側面の内張りは右側の方が大きく、3列目席に人が座ることを想定したアームレストとドリンクとドリンクホルダーを装備。スマートフォンを置くスリットも備わる。また、3列目席に人が座ったときに物が置けるよう、左右には小さいながらもポケット収納が用意されている。
【ラゲッジスペース】アレンジ性にも長けた7シーター【LUGGAGE COMPARTMENT】
2列目シートは3座独立での調整が可能で、3列目シートはその気になれば取り外しも可能と、フレキシブルなアレンジ性を実現。広くて使いやすいラゲッジスペースを備え、便利なハンズフリー機能付き電動テールゲートも標準装備と、機能性は抜群だ。
「プジョーのすべて」では、史上初!? 「コクピットドリル&ユーティリティチェック(使い勝手)」3車種分の掲載! その2は「5008」