4月20日、ホンダは英国の調査会社クラリベイト社(本社:英国ロンドン)が選考する「Clarivate Top100グローバル・イノベーター2021」に選出され、同日トロフィーを授与されたことを発表した。ホンダの受賞は同アワードの創設以来、10年連続となる。

直近5年間で公開された特許出願数と、その内登録された特許数の割合から計測する「成功率」について高く評価

同アワードは、クラリベイト社が保有する特許データをもとに、企業を「数量」「影響力」「成功率」「グローバル性」の4つの指標に基づいて評価するもので、世界の革新的な企業Top100社を選出している。




「Clarivate Top 100グローバル・イノベーター2021」において、ホンダは直近5年間で公開された特許出願数と、その内登録された特許数の割合から計測する「成功率」について高く評価された。

ホンダの知的財産・標準化統括部は、アイデアの創出から技術・アイデアの特許化、登録された特許の活用まで、幅広く取り組んでいる。




アイデアを創出する段階においては、「ワイガヤ(※1)」を行動科学で再定義したアイデア創出のプラットフォーム「YG Innovation Facilitator(ワイジー イノベーションファシリテーター)」や、特許データを用いて新たなビジネスモデルを探索可能なIPランドスケープ(※2)のソフトウェア「K-method(ケーメソッド)」を開発し、社内のアイデア創出をサポートしていく。


※1:自由闊達な議論を通じて、独創的な考え方や解決方法などを見つけ出すホンダ独自の方法


※2:自社を取り巻く知的財産の状況や、技術の方向性などを分析し、経営の意思決定に活かすこと




特許を活用する段階においては、さまざまな領域・業種でホンダの技術・アイデアを活用してもらい、「生活の可能性が拡がる」商品・サービスの開発を後押しする活動を行っており、2021年4月には、技術ライセンスの窓口となるWebサイトを公開した。

●ホンダ技術ライセンスWEBサイト
情報提供元: MotorFan
記事名:「 ホンダが10年連続で「世界で最も革新的な企業・機関トップ100」に選出! 「Clarivate Top 100グローバル・イノベーター2021」を受賞