「Clarivate Top 100グローバル・イノベーター2021」において、ホンダは直近5年間で公開された特許出願数と、その内登録された特許数の割合から計測する「成功率」について高く評価された。
ホンダの知的財産・標準化統括部は、アイデアの創出から技術・アイデアの特許化、登録された特許の活用まで、幅広く取り組んでいる。
アイデアを創出する段階においては、「ワイガヤ(※1)」を行動科学で再定義したアイデア創出のプラットフォーム「YG Innovation Facilitator(ワイジー イノベーションファシリテーター)」や、特許データを用いて新たなビジネスモデルを探索可能なIPランドスケープ(※2)のソフトウェア「K-method(ケーメソッド)」を開発し、社内のアイデア創出をサポートしていく。
※1:自由闊達な議論を通じて、独創的な考え方や解決方法などを見つけ出すホンダ独自の方法
※2:自社を取り巻く知的財産の状況や、技術の方向性などを分析し、経営の意思決定に活かすこと
特許を活用する段階においては、さまざまな領域・業種でホンダの技術・アイデアを活用してもらい、「生活の可能性が拡がる」商品・サービスの開発を後押しする活動を行っており、2021年4月には、技術ライセンスの窓口となるWebサイトを公開した。