さらに今後はプラグインハイブリッド仕様「C300e」も追加される予定で、これには2.0ℓガソリンターボエンジンに129ps/440Nmを発する電気モーターと25.4kWhのバッテリーを組み合わせ、最大で約100kmのゼロエミッション走行が可能だという。
フロントが4リンク、リヤがマルチリンクを採用したサスペンションも進化しており、快適な乗り心地と俊敏なハンドリングをさらに追求。オプションで可変ダンビング機構を備えたスポーツサスペンションを用意するほか、プラグインハイブリッドモデルにはリヤにエアサスペンションが標準装備される。
後輪操舵システム「リヤアクスルステリアング」を採用した点もニュース。車速が60km/h未満では前輪と逆位相に、60km/h以上では同位相に後輪が最大2.5度操舵するもので、駐車時などでは5.32mを実現する最小回転半径によって取り回しやすくなり、60km/h以上ではレーンチェンジやコーナリング中の安定感がさらに高まる。
先進安全運転支援機能も最新世代版が採用された。とくに「アクティブディスタンスアシスト・ディストロニック」(自動再発進機能付きのいわゆるアダプティブ・クルーズ・コントロール)は、高速道路/郊外/市街地ごとに設定できるようになったほか、「アクティブ・ステアリング・アシスト」(操舵支援機能)は車速210km/hまで車線を維持する。さらに「トラフィック・サイン・アシスト」(標識認識機能)は、制限速度に加えて、前方の信号や道路工事も認識するようになった。