またオデッセイは、超低床プラットフォームがもたらす広い室内空間と風格のあるスタイリング、また2モーターハイブリッドシステム「e:HEV(イーエイチイーブイ)」による優れた燃費性能と上質で力強い走行性能などで、幅広いユーザーから支持されている。
今回の改良では内外装のデザインが大きく変更されている。エクステリアはまだフロントの部分しか写真が公開されていないため全貌は明らかでないが、これまでのフロントのデザインは大きくグリルの開いた、押し出し感の強いデザインだった。それに対し、新型はメッキのも抑えられ、グッと大人しくなった印象だ。また、LEDライトも他のホンダ車に共通する最新のものに変更されている。
インパネまわりの写真も公開された。まず新型で目に入って来るのは大画面10インチナビだ。これまでナビは9インチが最大だったが、今回の改良でディーラーオプションとして新たに設定される。
また、ステアリングやメーターパネルも変更され、インサイトやアコードと同様の、落ち着いた高級感のあるデザインとなった。
また今回のマイナーチェンジでは日本初採用の技術として、「ジェスチャーコントロール・パワースライドドア」が採用された。2列目のスライドドアに近寄ると青い光でガイドし、その光に手をかざし、光の流れに沿って手を動かせば自動でドアが開くという新しい技術だ。
またあらかじめ施錠操作をすることでパワースライドドア等を閉めた後、自動で施錠する「予約ロック」もHondaとして初めて採用される。
これまでSPORT HYBRID i-MMDハイブリッドシステムという名称だった2モーターハイブリッドシステムは他のモデルと同様「e:HEV(イーエイチイーブイ)」に名称が変更されている。
このようにオデッセイは今回のマイナーチェンジで内外装デザインを中心に大きく進化している。今秋の発売が楽しみだ。