またマトリクスLEDヘッドライト(オプション)は15個のLEDで構成されており、他のアウディの最新型のモデルと共通した先進的なイメージを与えている。
リアには大きなディフューザーと4本のマフラーがスポーティな外観を強調している。
新型S3は最大出力310PS、最大トルク400Nmを発生する2.0TFSIエンジンを搭載している。最高時速は250km、0-100km/hの加速は4.8秒となる。吸気バルブのリフトを調整するアウディバルブリフトシステム(AVS)が採用されており、燃焼室のの熱管理を効率よく行うことができる。また、アウディドライブセレクトシステムによって、パワフルな4気筒ターボエンジンのサウンドをさらに鮮明に響かせることができる。
超高速のギヤシフトとフリーホイール機能を備えた7速Sトロニックとquattroの全輪駆動が、組み合わされており、リアアクスルの前にある油圧マルチプレートクラッチは必要に応じて前後間でトルクを調整し、ダイナミックなパフォーマンスと安定性および効率性を実現する。
標準サスペンションは、4リンクのリヤアクスルとプログレッシブステアリングを備えており快適な運転を手助けする。またオプションでダンパーコントロール付きのSシリーズスポーツサスペンションを取り付けることもできる。そちらのバルブはダンパー内のオイルの流れを制御するため、道路の状態、運転状況、個人のドライバーの要求に合わせることができ、数千分の一秒単位で調整する。
インテリアはこれまでのS3のスポーティな印象を受け継いでいる。新しいコンパクトになったシフトセレクトレバーや独特のデザインのエアコン吹き出し口がスポーティなキャラクターを際立たせている。
またインパネ中央には10.1インチのタッチディスプレイが鎮座しており、手で入力された文字を認識し、音響フィードバックが可能だ。この最新のインフォテインメントは先代よりも約10倍のコンピューティング能力を持っていると言われている。もちろんApple CarPlay、Android Autoにも接続することができる。
新型は最新の運転支援システムを搭載している。アウディプリセンスフロント、旋回アシスト付きの旋回アシスト、車線逸脱警告が標準装備されており、事故を防ぐのに役立つ。また車線変更や出口警告などの追加のアシストシステムや駐車アシストシステムもオプションで追加することができる。
ヨーロッパでは10月からの納車が予定されている。価格はドイツ本国で、スポーツバックが約580万円から、セダンが約591万円からとなる。
日本での発売時期は未定だが、導入が楽しみな一台だ。