バイオエンプラは、植物由来原料を使用していることから石油資源使用量の削減や二酸化炭素排出量の削減、さらに塗装工程廃止によるVOC(揮発性有機化合物)の削減により、優れた環境性能に貢献できる材料。
マツダでは、バイオエンプラの無塗装化技術を開発し、従来の塗装では実現できない高い質感(深みのある色合い、鏡面のような平滑感)を材料着色で実現するなど、高い意匠性を持つ自動車内外装部品としても使用できるように開発した。2015年に「マツダ・ロードスター」の内装意匠部品に初めて採用して以来、「CX-30」のフロントグリルのような大型外装部品など、現在国内で販売しているすべての乗用車(登録車)の内外装意匠部品に採用している。