フォルクスワーゲングループ 生産部門責任者であるゲルド・ヴァルカーは、「私たちのチームは、これらの緊急に必要な部品をできるだけ早く作るために既に全力で取り組んでいます。」 とコメントしている。
その一方で、フォルクスワーゲングループ傘下ブランドは、他の医療品を生産するために多くの取り組みを始めている。フォルクスワーゲン・ナバラ(スペイン)は、すでに先週フェイスシールドの生産を開始し、ナバラ州政府に約1000枚を収めた。シュコダは、プラハ工科大学と協力し、再利用可能なFFP3マスクを製造するための3Dプリントプロセスを開発した。チェコ保健省は現在、マスクを医師、病院や看護スタッフに配布している。
ランボルギーニは、ボローニャのサンタガタの生産施設の一部を改造して、サージカルマスクとプレキシガラス製の保護シールドを生産中で、ボローニャの病院に寄付される予定だ。 セアトは現在、正式な承認待ちではあるものの、マルトレルで組み立てられる人工呼吸器の製造や、様々なモデルのフェイスマスクの生産などを含むいくつかのイニシアチブに共同で取り組んでいる。フォルクスワーゲン南アフリカもまた、公式の承認待ちではあるものの、マスクとフェイスシールドを生産している。
フォルクスワーゲンではすでに、ドイツの公衆衛生システムに数十万の医療用フェイスマスクを寄付している。フォルクスワーゲングループはまた、フェイスマスクや防護服など、医療センターや病院に総額約4000万ユーロ(約47億円)相当の医療用品を寄付することを決定。これは、ドイツの医療制度が機能を維持するために貢献することを目的としたものだ。フォルクスワーゲンはグローバル企業として、国際的なサプライヤーと物流ネットワークを駆使して、現在、医療機器と消耗品の調達をサポートしている。