2018年のデビュー以来、好調なセールスが続いている現行ジムニー&ジムニー シエラ。今年のオートサロンでもカスタマイズのベース車として安定した人気を誇っている。そんななかでも注目すべきは、スズキが自ら提案したこの一台、「ジムニー シエラ マリンスタイル」だろう。ジムニーとマリンスポーツという、ありそうであまり見ることのなかったカスタマイズのスタイルだ。

バイクもマリンボートも手がけるスズキならではのアイデアが満載

「ジムニーシエラ マリンスタイル」は、洗練された大人のマリンレジャーをイメージした一台だ。タフなオフローダーというイメージが強く、その一方で都会でアウトドアスタイルをオシャレに着こなすというスタイルも確立されつつあるが、マリンスポーツとの組み合わせはなかなか新鮮だ。






 ボディカラーはマリンスポーツのイメージを直球で表現する鮮やかなブルー。ルーフ部両脇には釣り竿を収納できるロッドケースを備える。そしてバックドア背後、本来であればスペアタイヤがセットされる位置にはアルミ製のハードケースを装着。どこかで見たことのあるこのパーツは、なんとバイク用のパニアケースだ。このアイデアが思いつくのは、さすがクルマとバイクの両方を手がけるスズキならではと言ったところだ。




 インテリアに目を向けると、シートにウェットスーツの素材を用いて防水性を確保するとともにカジュアルさを演出。ラゲッジスペースにもヨットやボートを連想させるモディファイが施されている。




 となりにはスズキ製フィッシングボート「S17」も展示されていたが、それに負けない存在感を放っていた。ジムニーのさらなる可能性を感じさせる一台である。

ウエットスーツと同じ素材で仕立てられたインテリア。カジュアルさと防水性を両立させている。
ダッシュボードのセンターに据えられた三連の計器類がヨットやボートなどを連想させる。


シートバックには無数の小物入れが設けられている。どう使うかはオーナー次第!
ラゲッジスペース床面とバックドア内側にはウッド調のマットが貼られる。


ルーフの両端には釣り竿をスマートに収納できるロッドケースが装備される。外観上のアクセントにもなっている。
スペアタイヤを外してGIVIのパニアケースを装着! バイク用ケースを流用するとは、スズキならではのアイデア。


情報提供元: MotorFan
記事名:「 ジムニーはマリンスポーツにも使える! スズキ・ジムニー シエラ マリンスタイル【東京オートサロン2020】