ボディカラーはマリンスポーツのイメージを直球で表現する鮮やかなブルー。ルーフ部両脇には釣り竿を収納できるロッドケースを備える。そしてバックドア背後、本来であればスペアタイヤがセットされる位置にはアルミ製のハードケースを装着。どこかで見たことのあるこのパーツは、なんとバイク用のパニアケースだ。このアイデアが思いつくのは、さすがクルマとバイクの両方を手がけるスズキならではと言ったところだ。
インテリアに目を向けると、シートにウェットスーツの素材を用いて防水性を確保するとともにカジュアルさを演出。ラゲッジスペースにもヨットやボートを連想させるモディファイが施されている。
となりにはスズキ製フィッシングボート「S17」も展示されていたが、それに負けない存在感を放っていた。ジムニーのさらなる可能性を感じさせる一台である。