8月6日、ホンダは2019年10月より中古車に関する3つの取り組みを順次展開し、国内中古車事業を刷新する方針を明らかにした。これにより、信頼性の高いホンダのユーズドカーを、豊富な在庫の中からより安心して購入することが可能になる。

2019年11月に新ブランド「Honda認定中古車U-Select」を発足

 2019年11月からは、認定中古車の基準を厳格化するとともに「Honda認定中古車U-Select(ユーセレクト)」という新ブランドが立ち上がる。この新ブランドは、ホンダ車であること、修復歴がないこと、第三者機関による車両状態証明書が発行されていることの三つの条件を満たした中古車に限定される。




 さらに、この条件に加えて、年式5年未満、走行距離5万km未満といったさらに厳しい条件を満たす中古車を「U-Select Premium(ユーセレクトプレミアム)」として区別する。これにより、カスタマーにとって安心かつニーズにマッチした中古車を提供できるとホンダは説明している。

 認定中古車制度の刷新に伴い、中古車販売チャネル名称「オートテラス」を、「Honda Cars・U-select」に変更。店舗イメージカラーは従来の緑色から、Honda Carsと同じ白基調に統一する。店舗デザインの切り替えは2020年3月末までを目処に完了する予定だ。




 また、従来Honda Cars個社ごとに管理されていた中古車情報をネットワーク化することで、Honda Cars間のデータ連携を強化。2020年の夏より、カスタマーはホンダの中古車購入時に、全国Honda Carsの中古車在庫から車両選択が可能になるなど、全国のHonda Carsネットワークを活かしたものとなる。

情報提供元: MotorFan
記事名:「 ホンダが気づいたブランド価値における中古車市場の重要性