Bセグメント・ハッチバックのポロをベースとしており、全長4108mm、全幅1760mm、全高1584mmという、日本の都市部にもピッタリのボディサイズを持つ。
その一方で、けっして可愛らしさに走らず、フォルクスワーゲンの上位モデルと同様にスポーティさと上質さを追い求めたエクステリアも大きな魅力だ。
エンジンはガソリンが3種類、ディーゼルが1種類だ。
ガソリンは95psまたは115馬力の直列3気筒1.0Lターボと150psの直列4気筒1.5Lターボで、ディーゼルは95psの直列4気筒1.6Lターボとなる。いずれも欧州の新排ガス規制「ユーロ6.2」に適応している。
組み合わされるトランスミッションは6速MTもしくは7速DCT(DSG)となる。
フォルクスワーゲンではこのT-CROSSを世界戦略モデルと位置づけており、欧州はもちろん、世界中のマーケットで販売され、利益をもたらすことを期待されている。
となれば当然、我が国にも導入されるわけで、うまくいけば2019年内、遅くとも2020年の早いうちには上陸される見込みだ。
もはやブームではなく、ひとつの人気カテゴリーとして完全に確立された感のあるコンパクトSUVだが、T-CROSSの導入で、さらに盛り上がりを見せることになりそうだ。