コンチネンタル、タイヤ部門プレジデント兼コーポレート購買責任者ニコライ・ゼッツァー氏は次のように述べている。「本日、タイで当社初となるグリーンフィールドタイヤ工場の落成式を、皆様と共に迎えることができ、大変嬉しく思います。ここラヨーン県で行った投資は、コンチネンタルのタイヤ部門が掲げる成長戦略『ビジョン 2025』にとって不可欠であり、世界規模で展開する当社のタイヤ製造のバランスを改善することにつながるものです。また、これによってアジア太平洋地域の生産能力が強化されるとともに、同地域のお客様へのサービス向上にもつながります。これは、タイ政府をはじめ、地元の行政機関や当社の専門チームの素晴らしい協力関係なくして成し得ることはできなかった、並外れた成果と言えます。特に専門チームは、非常に困難なプロジェクトであったにもかかわらず、当社の基本理念である『Passion to Win(勝利への情熱)』を改めてその行動で示してくれました。ここにお集まりいただいた皆様に、心からの感謝を述べさせていただきます。今回の操業開始は単なる節目ではありません。この投資によって、私たちは共通の成功の礎を築き、タイの自動車産業の歴史に足跡を残したと言えます」
タイ産業省副大臣のDr.Somchai Harnhirun氏は、祝賀スピーチの中で次のように強調した。「この度、コンチネンタルのタイで初めてとなるタイヤ工場の落成式に参加できましたことを、大変光栄に思います。2億5000万ユーロを投じた、この新しいタイヤ製造工場が完成したことによって、タイの自動車産業は完全なものとなると共に、ラヨーン県の経済の発展と、国内で何百にも及ぶ新規雇用が創出されることになります。我々は、タイ国内でのコンチネンタルの活動を嬉しく思うとともに、同社とその従業員の方々がそれぞれの任務で成功を収められ、国内および周辺地域の道路における交通安全と快適な運転につながることを期待しています」
コンチネンタルタイセールス部門ゼネラル・マネジャーSirivan Koo-Amphorn氏は次のように付け加えている。「ドイツ企業のコンチネンタルは、140年以上にわたって培ったタイヤ製造のノウハウに加えて、最先端の生産技術もタイに持ち込んでいます。タイ国内に生産施設を構えることによって、より迅速に、よりお客様の近くで活動できるようになり、『メイドイン・タイ』の高品質でプレミアムなタイヤをお届けできるようになります」
このグリーンフィールド工場は、世界のタイヤ製造ネットワークにおいて最高クラスのエネルギー効率基準で建設されており、そこで用いられる機械には、持続可能な生産工程を可能にするテクノロジーが採用されている。また、物流と処理工程を高度に自動化することによって、将来の従業員に、人間工学的に適した労働環境を提供することができる。
ラヨーン県の工場は、コンチネンタルが1998年に初めて操業を開始したグリーンフィールドタイヤ工場から数えて17番目になる。これにより、同社のタイヤ部門の世界における生産拠点は、16カ国19工場から17カ国20工場に拡大した。
※ 同氏は2019年4月1日付でオートモーティブグループへと異動し、新設するオートモーティブグループ役員会の報道官として経営戦略統合を担当することを3月14日のコーポレートのプレスリリースで発表した。