通常、多くの電気を使用する施設では、電力会社と高圧受電契約(※1)を結んでおり、過去1年間における最大の使用電力(最大デマンド(※2))を基準に基本料金が設定(※3)される。本システムは、消費電力が上昇したタイミングで蓄電池から放電し、最大デマンドを抑えることで、基本料金の削減を図る。また、太陽電池が発電する直流の電気を、インバータやコンバータなどの変換機器を介さずにダイレクトに蓄電できるので、変換ロスなどを最小限に抑えることができる。
※1 6,000V以上の電圧で電力供給を受ける契約のこと(送電時の電圧は、 電力会社により異なる)。
※2 30分毎の平均使用電力で、その月で最も大きな値を指す。
※3 電力会社や契約内容により、異なる場合がある。