そこで施したのが、HKS GTⅢ FX TURBINE KITへの換装メニューだ。Kansai serviceの向井敏之代表は「小排気量車なので、タービンそのものを見直さないと劇的なパフォーマンスアップは望めない。デモカーでは排圧低減のためにメタルキャタライザーを備えましたが、正直なところ、メタルキャタライザーより先にタービン換装を推奨したい」という。
ちなみに、このGTⅢ FXタービンは200ps付近を狙える風量の設計だが、ブーストアップと同じくらいのブースト値に抑えるなら燃料系やエンジンパーツの強化は必要がない。サーキット走行にもオイルクーラーを備えることで対応できる。また、サイズアップによるレスポンスへの影響に関しても心配は無用。3500rpm以上にパワー&トルクバンドがシフトするが、実走ではそれよりも低回転域が痩せ細っている感じもない。中回転域からレブリミットまでの力強さ、爽快感は格別で、6速MTのギア比もより一層マッチしている印象だった。
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