その言葉を形にしたようなこの2台は、ありきたりなカスタムカブとは一線を画す、走りを追求した現代のスポーツカブだ。
PHOTO:渡辺昌彦 REPORT:橘 祐一
EVENT
越後カブ主総会&ほんでるずミーティング
開催日:2018 年7月22日( 日)
開催地:デンカビッグスワンスタジアム
スーパーカブって何だろう。そんなことを考えさせられるこの2台。両車ともに前後の足周りにNS-1用が移植され、ノーマルの鉄カブに比べてふた回り以上デカい。一見するとカブには見えないのだけれど、あのフレームの形、サイドカバーの形を見るとやっぱりカブ。60年愛され続けるデザインってすごいなぁ、としみじみ感じてしまうほど。
NS-1の足周りを移植〜なんて気楽に書いてしまったけれど、もちろん装着は簡単ではない。フロントフォークはステムの長さが違うので延長加工が必要だし、ハンドルストッパーやハンドルロックなど、かなりの加工をしなければならない。リヤの足周りだってそう、NS-1はモノサスだから、どちらかを加工しなくてはいけない。それなりの情熱が必要なのだ。
そうして換装した足周りにより、レーシーさが一気に高まる。フロントに合わせてリヤショックも性能アップすれば、戦闘力はスポーツバイク並みに変身する。125㏄クラスと同じ90/80-17&100/80-17のタイヤは、カブ純正とは比べ物にならないほどコーナーを攻め込める。
さて、どちらもNS-1の足周りという点では同じだが、カスタムの方向性は異なる。ブルー&グレーのカブは走りを追求してリヤの足周りにNS-1用のモノサス、シルバーのカブはクラシカルなイメージで2本サスを採用。それぞれのアプローチでスポーツカブを完成させている。
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