イタリアの自動車メーカーのひとつであるフィアットといえば、「500(チンクエチェント)」が定番だが、そのテイストをSUVに織り込んだのが「500X」だ。とはいえ、悪路走破性を高めるTractionモード(500X Cross Plusのみ)を備えるなど、オフロードにも強い側面を持つ。パワートレーンは1.4L直4ターボのみ。なお、直近の改良で7インチタッチパネルモニターが採用され、AppleCarPlayやAndroidAutoに対応する。
まずは、全体のサイズ比較から。
ヴェゼル ハイブリッドZ ホンダセンシング(FF) 全長×全幅×全高:4295×1770×1605mm ホイールベース:2610mm ミラーtoミラー:2025mm
全長と全高が大きく、室内の寸法も長さ、幅、高さのすべてでフィアット500Xに勝る。ラゲッジルームの開口高も極めて低く、女性でも荷物の出し入れがしやすい。ヴェゼル ハイブリッドZ ホンダセンシング(FF)
全長×全幅×全高:4295×1770×1605mm
ホイールベース:2610mm
車重:1320kg
エンジン:直列4気筒DOHC
最高出力:132ps(97kW)/6600rpm
最大トルク:156Nm(15.9kgm)/4600rpm
トランスミッション:7速DCT
駆動方式:FF
最小回転半径:5.3m
JC08モード燃費:23.4km/ℓ
車両本体価格:267万円
フィアット500X クロスプラス 全長×全幅×全高:4270×1795×1625mm ホイールベース:2570mm ミラーtoミラー:2020mm
チンクエチェントらしい顔つき、シルエットとなっているが、ボディパネルは流用がなく完全に専用のクロスオーバー。ガード風デザインの前後バンパーは4WDのみの装備だ。フィアット500X クロスプラス
全長×全幅×全高:4270×1795×1625mm
ホイールベース:2570mm
車重:1460kg
エンジン:直列4気筒DOHCターボ
最高出力:170ps(125kW)/5500rpm
最大トルク:250Nm(25.5kgm)/2500rpm
トランスミッション:9速AT
駆動方式:4WD
最小回転半径:5.5m
JC08モード燃費:13.1km/ℓ
車両本体価格:334万8000円
ラゲッジスペース比較の前に、インパネと前席・後席も比べてみよう。
ヴェゼル ハイブリッドZ ホンダセンシング(FF) 室内長×室内幅×室内高:1930×1485×1265mm
インパネをドライバー側にチルトさせた特徴的なデザインを採用することで、コックピット感を演出。「ハイブリッドZ」には写真のブラック×アイボリー内装のオプションを新たに設定。「RS」系には「ウルトラスエード」表皮や専用ステアリングホイールが採用される。リヤシート高:620mm リヤは、前席までのニークリアランスが約270mmと余裕たっぷり。頭上も手のひら2枚分のゆとりがあり、後席の広さは圧倒的。 | フロントシート高:600mm いずれのシート表皮も総じて質感が高い。フロントには一部にメモリー機能付きパワーシートがオプション採用されたのもトピック。 |
フィアット500X クロスプラス
インパネ中央の5インチ・ディスプレイはバックモニターも映すもの。メーター中央部にはドライブモード情報やギヤポジションなどを表示。「500」のロゴが入ったアッパーボックスはペットボトル1本が入るサイズで、エアコンを利用した保温・保冷付き。リヤシート高:690mm リヤは4WDながらフロアの盛り上がりが最小限、ヘッドクリアランスにも余裕がある。ドア開口部が狭めで乗り降りはしづらいか。 | フロントシート高:730mm 「プラス」系グレードには前席に電動調整・シートヒーターを装備したレザーシートを標準装備。座面はフラットで乗り降りしやすい。 |
ヴェゼル ハイブリッドZ ホンダセンシング(FF)
通常時:奥行き790mm 高さ830mm後席格納時:最大奥行き1770mm 最小幅1000mm通常時、最大時ともに奥行きは他車を圧倒する広さ。フロア手前側の幅も1290mmと極めて広い。座面の跳ね上げ機構と両立させたダイブダウン式のリヤシート分割可倒機構を採用しており、背もたれを倒した後はフラットというより、むしろ前下がりのフロアを実現する。
フィアット500X クロスプラス
通常時;奥行き750mm 高さ730mm後席格納時:最大奥行き1520mm 最小幅980mm前後シート使用状態でも350ℓと実用十分なラゲッジ容積を備えている。6対4分割の後席をすべて倒した状態では1000ℓのラゲッジ容積となる。床はフラットにならないが、左右の張り出しも少なくて使いやすい。ラゲッジ床下にはスペアタイヤを積んでいる。