2018年6月7日(木) 、神奈川県鎌倉市にてバイク系イベント司会、レースアナウンス・実況・コメンテーターといった、 “モーターサイクルに関わるMC” に興味のある方を対象としたワークショップが開講される。


※MC=master of ceremoneiesの略称。司会、番組進行役、コンサートの演奏の合間に演奏者が話をすること・またはその時間

 バイクイベントの増加、そして各地サーキットでのレースMCの需要が高まっている昨今。「サーキットやバイクイベントで話す仕事ってカッコイイ!やってみたい!」そんな思いをもった人に “叩く扉” を用意したい。


 現役MCの2名 SIMO(和田鉄平)、TAMON(多聞恵美)がその想いの元に立ち上げたプロジェクトが松下塾である。 


「バイク系MCは一般的な司会者やアナウンサー技術の上に、バイク業界オリジナルの知識が必要不可欠。それらを “学びたい人” に “知るキッカケ” をご提供したく、我々もまだまだ勉強中の身ではあるが、先輩方のご協力を頂き今回の発足に至った次第です」そう話すのは、今回のワークショップの発起人であり、様々なバイク系イベントのMCを務めるSIMOさん。


国内外バイクメーカー・雑誌社・量販店・自治体等の主催する各地でのライダーミーティン グイベント、並びにサーキットでのレースシーン(地方・ミニサーキット含む)で活躍出来る、モーターサイクルのジャンルに特化したMCの情報交換・育成を目的としている。


 次世代を担う “若手=若者” がメインターゲットだが、年齢は不問。現在バイク業界に従事している方はもちろん、バイクファンである一般の方の参加も歓迎している。



●松下塾という名称について




 SIMOとTAMON(タモン)。元々は接点の無かった2名を繋いだのが師匠の松下ヨシナリさんだった。テレビやラジオ等の出演経験があったこともあり様々なバイクイベントで松下さんのアシスタントを 務め間近でその技術を見て学んだTAMON。対するSIMOは松下さんがメインMCであったサー キット秋ヶ瀬で多忙な彼のピンチヒッターとしての役割をきっかけにマイクを持ち始める。 同じ現場で学ぶ事こそなかったものの同じ師匠に師事した私達が “バイク系MCのワークショップをやってみよう!” と思い立った時、これ以外の名前は思い浮かばなかった。ならびに「私塾」が表す『一定の枠にはまらず、塾主の個性と、有志者の自発性を基盤として発展した教育機関」(ーWikipedia「私塾」解説より引用)の意味合いも強く意識している。




 残念ながら松下さんはレース中の事故により他界し共にこのプロジェクトの教壇に立つことはない。しかし彼の「Reason is here」ここにいる理由・チャレンジをする強い気持ち、 そして会場にいるみんなをハッピーにする笑顔と話術を我々も継承したいと思っている。

講師一覧

講師:SIMO・和田鉄平 

 走って喋れるレーシングアナウンサー、イベントMCとして活動 中。鈴鹿8耐をはじめ様々なレースの実況やMCを年間70本以上担当。毎週日本のどこかでその声を響かせる。MC以外にもレースプロモーター、イベント企画運営、学校や企業でのセミナーなど。その活動は多岐にわたる。喋りを中心に「楽しい!」を創り続けるお祭り屋。株式会社ワックアモール代表。

講師助手:TAMON・多聞恵美

 モデル・ライター・ライダー= “モデライダー” として活動。司会業 の他に執筆やデザインも行う。連載を持つバイク雑誌「BikeJIN」 読者ミーティング開催をきっかけにテレビ・ラジオの出演経験からバイク系MCとしても活躍。特に大阪モーターサイクルショーでは関西出身の喋りを生かした名物MCの呼び名も高い。イベント・サーキット・TV・webラジオなどバイクジャンル内で幅広く対応。

ゲスト講師:みし奈昌俊(みしなまさとし)

 現在の日本におけるレース・コメンテーターの草分け。1980年に第1回鈴鹿4時間耐久オートバイレースで実況デビューし、その後の経歴はジャパン・スーパークロス、全日本ロードレース、全日 本モトクロス、鈴鹿8時間耐久ロードレースなどそうそうたるもの。『真剣に興味をもってくれる人に話したいことはたくさんあります。 伝えていかなければいけない、そう思っています』

ゲスト講師:ピエール北川(ぴえーるきたがわ)

 モータースポーツをメインに活動するアナウンサー。サーキットの場内放送やTV番組で実況や進行役など。SUPER GT&スーパー フォーミュラで場内実況を担当。「ARE YOU READY?」の声の 主。2輪では鈴鹿8耐、MotoGP日本グランプリでお馴染み。『こ ういう試みは素晴らしいことだと思います。僕たちの話がモーター スポーツの未来の役にたって欲しいと願っています』

名誉校長:松下ヨシナリ 

  “走って喋れるモトジャーナリスト”として活躍。マイクを持って登場するだけで場の雰囲気がハッピーになる不思議な魅力をもったMC。ダンロップ・BMWなど大手ブランドの専属でもあり、バイクイベントに欠かせない存在だった。2009年よりかねてからの夢であったマン島TTレースにチャレンジ。今なお業界内外にファンが多い。この度、門下生によって名誉校長に祭り上げられる。

■概要■


・日程: 2018年6月7日(木)


・時間:11:00~14:30


・会場:トリプルカフェ 


 神奈川県鎌倉市岡本2-2-1 DIKマンション102


・費用:ワークショップ参加料 5000円、別途ランチ代1500円(※初回価格 今後変動有り)


・定員:20名予定(応募者多数の場合、厳正なる抽選)






11:00~ 開講挨拶


11:10~ バイク系MCの基礎知識


11:30~ イベントの現場で学んだこと


12:00~ ランチタイム(SIMO・TAMON フリートーク)


13:00~ ゲスト講師 みし奈昌俊氏 講演


14:00~ 意見交換


14:30~ 終了(以降希望あれば随時個別対応)




第1回目である今回は技術的なことよりも “それぞれのMCがどのような思い・心構えでマ イクを預かっているのか” という部分に焦点をあてた講演内容を予定している。次回以降の開催についての詳細は未定だが年内にあと3回以上の開講を想定。今後の講 義・講演内容にはより実践的なものも加えていく予定です。








株式会社ワックアモール 


担当:和田(SIMO)


電話 :045-443-5800


メール :asahina_simo@ybb.ne.jp
情報提供元: MotorFan
記事名:「 ”バイクでおしゃべり”のノウハウを伝授! モーターサイクルMC ワークショップ 「松下塾」、6月に開講