メルセデス・ベンツは、熱気溢れる北京モーターショー2018の会場で「Cクラス Lセダン」を発表した。標準ボディに対してホイールベースを80mm延長することで、後席の居住性を飛躍的に高めた中国専用モデルである。

「Aクラス Lセダン」に続いて、メルセデス・ベンツがワールドプレミアとして公開したのは、Cクラスの「Lセダン」だった。




「Cクラス Lセダン」はホイールベースを80mm伸ばし、延長分はすべて後席の居住スペースの拡大に使われている。実際、写真を見るだけで、サイドビュー(すなわちリヤドア)が伸びやかな印象になっているのが分かる。




Cクラスのロングホイールベース版は、すでに2014年から現行モデル(W205)で中国市場に投入されており、今回発表した「Cクラス Lセダン」は、欧州で発表されたCクラスのビッグマイナーチェンジに合わせたものである。

↑ こちらは、Cクラス標準ボディ。最上部に掲載した「Cクラス Lセダン」と見比べてほしい。

注目は新開発の1.5L直4ターボにEQブーストを追加した、48ボルトのマイルドハイブリッドであるが、最新インフォテインメントシステム「MBUX(メルセデス・ベンツ ユーザー エクスペリエンス)」や最先端の安全運転支援システムの搭載、マルチビームLEDヘッドランプ、12.3インチの高精細液晶パネルを用いたデジタルメーターなど、同社が持つ最新装備にアップデートされる。

この発表により、ダイムラー社はマイバッハブランドの「ビジョン・メルセデス・マイバッハ・アルティメート・ラグジュアリー」を含め3台のワールドプレミアを北京モーターショーで行ったことになる。




この点だけを見ても、中国市場へ賭ける同社の意気込みが伝わってくる。

情報提供元: MotorFan
記事名:「 Cクラスにも「Lセダン」! ホイールベースを80mm伸ばした、富裕層向けエグゼクティブサルーンを発表【北京モーターショー2018】